マヨネーズなどを生産する工場の品質保障課で、食品の安全な生産や管理方法を定める仕事などを担当しています。私は高校時代から食品メーカーに勤めることが夢で、大学も食や健康について学べるかどうかという視点で選びました。卒業後は大学院に進学し、研究職をめざすことも考えましたのですが、以前からものづくりに興味があり、食品製造の現場に飛び込む道を選択しました。この職場では、自分の仕事や改善活動が形となって見える点が何よりも魅力です。また、一緒に働く人たちと切磋琢磨しながらよりよいものを追究することもでき、仲間との絆やチームワークが感じられるという喜びもあります。
就職するまで、生産現場の仕事はとても大変なのではないかという印象を持っていました。しかし、実際の生産現場は、想像とはまったく違うものでした。生産のための機械は自動化が進んでいて、人が管理する項目は少なくなっています。また工場では、原料、資材、設計、働き方などさまざまな観点から改善活動を行うことができ、仕事の幅も広く非常に面白いですね。もちろん食品は人の口に入るものなので、責任の重さも感じています。品質保証課は、品質に対して厳しくジャッジできるだけの知識や経験が必要となります。そのためつねに学び続ける姿勢が必要ですし、働く仲間同士で相談しやすい関係や環境づくりをするようにも心がけています。
ずっと食品メーカーに入りたかったので、毎日仕事に行くのが楽しく、ワクワクした気持ちで働くことができています。また将来は、海外に携わる部署で活躍してみたいという夢も持っています。これまで品質保証課で得た知識と経験、そして自主的に鍛えてきた語学力も活かし、キユーピーの高い品質をもっと海外工場にも伝えていけたらいいですね。実は最近、これまで一緒に仕事をしていた先輩が中国に転勤になりました。その先輩とはWeb会議などで連絡を取る機会も多く、何かと刺激をいただいています。私も先輩にならい、会社の中で女性社員としてのお手本、「ロールモデル」になれるような働き方を実現できるようがんばりたいです。
キユーピー株式会社 勤務/生物資源科学部/2019年卒/海外部門で働くことが夢という児山さんは、海外駐在を視野に入れた準備も進めているそう。スキルアップのためマンツーマンで英会話を習い、現在も独学で勉強中です。「レベルも上がって、日本語字幕をつけずに海外映画や海外ドラマを観られるのが楽しい」と笑います。コロナ禍が一段落し、最近始めたのは同僚とカフェなどで食べる朝食。学生時代から好きだった旅行に出かけることも楽しみにしているそうです。