多様なタイトルを開発しているゲーム会社で、ゲームプログラマーとして勤務しています。担当しているのは、ネットワークゲームのゲーム画面に表示されるUI(ユーザーインターフェース)。ネットワークゲームは配信内容が更新されるため、配信ごとに新しい機能を実装したり、発生したバグを取り除いたりします。中でもUIは、ユーザーの快適な操作性に直結するものなんですよ。ゲーム開発はゲームデザイナーやサウンドクリエーターなど多彩な職種が協働して行います。チームとして開発に取り組む中、東京情報大学で学んだゲームエンジン、画像情報、サウンド情報などの知識を他の職種や業務の理解に活かせていると感じていますね。
大学での学びや研究を通して知ったのは、プログラミングの面白さ。特にゲームプログラミングに関心を持ったことが、ゲームプログラマーへの道を開いてくれました。東京情報大学は情報系大学なので、パソコンやネットワークに関する講義が主です。ですが、ゲームに関わる画像処理やサウンド情報、C言語などの知識を得られる環境は整ってます。また、ゲームの展示会に出展している部活動もあり、ゲーム開発や映像作成に関しても学ぶ機会があります。そうは言っても、ゲーム会社への入社は狭き門。ゲーム会社入社へ近づくためには、やはり知識をつける必要があります。この大学にはそれを叶えるための環境が整っています。あとはやる気次第です。
ゲーム業界を目指す人の中には、専門学校と大学のどちらに進学するかを悩む方がいると思います。私が専門学校ではなく大学を選んだ理由は、ゲーム開発に限らず、ネットワークやプログラミングなど幅広い知識を学べると考えたから。そして、東京情報大学を選んだ決め手は、ゲームの展示会に出展している部活の存在でした。チーム開発を主とした活動の中、企画を作ったり、進捗を確認したりした経験が今の仕事で活かされています。ゲーム開発ではコミュニケーション力、業界の動きや新しい技術を学び続ける意欲が必要です。叶えたい願いのためにどうするべきか。自ら考え、学習のきっかけを作り続けることで、目指す道にたどり着けると思いますよ。
株式会社セガ ゲームコンテンツ&サービス事業本部/総合情報学部 総合情報学科/2020年3月卒/大学ではコンピュータ部に所属し、日本最大規模のゲームの展示会に出展。在学中に「スコーラ(資格講座)」で後輩や同級生にプログラミング言語を教える活動にも携わった。「自身のプログラミングに関する理解も深まり、教える力も身につきました」。ゲームの開発に携わりたいという夢を実現し、現在は大手ゲーム会社でゲームプログラマーとして活躍している。「プログラミングはもちろん、ネットワーク、画像や音楽に関する知識など幅広く学べたことが、プログラマーとしての業務に活かせています」と語る。