街中の電柱・電線などの配電設備の設計を手がけています。設計内容は電柱・電線の新設、老朽化した設備の取り替えなど多岐にわたります。お客様にお会いし、より良い設備形成の交渉をすることも。この仕事で最優先されるのは安心・安全を守ること。電柱を新設するなら他の電柱との間にひかれる電線がよその敷地の上空を越境しないようにとか、二階のベランダから手の届く距離にあってはダメなど、入社後の研修で基礎的な事項や配電設備形成方針などを学びました。今では基本的な配電設計ができるようになり、自分が作成した設計書通りに設備が形成された様子を目にすると、街づくりに携わっている実感がわき、責任とやりがいを感じます。
主体的に打ち込めそうな部活、サークル、ボランティア、アルバイトに一通り挑戦!幅広い年代の人と円滑にコミュニケーションを図れるようになりたいと思ったからです。ボランティア活動は特に印象に残っています。多様なバックグラウンドや価値観を持つ人々が集まっていたため、考えが異なることもありましたが、互いにリスペクトの気持ちを忘れずに話しあい、大会成功という共通の目標に向けてやり抜くことができました。東京家政大学には、産学官連携プロジェクトに参加できるヒューリップ、学生自身で学内のイベントを企画・運営する学生CREDといった組織があり、専攻外の活動にも取り組める環境が整っていて、良い経験ができました。
大学では未解明な事実に対し、知的好奇心を持って考察する習慣が身につきました。現在の仕事でも模範解答は一つではなく、安心・安全第一でお客様のご要望に応えることが大切です。双方にとってより良い街づくりを模索する際に、大学で培った思考力を生かしています。当面の目標は、配電設計技術を極めること。スピーディーに安心・安全な設備づくりができるよう、経験を積んでいきたいです。
東電タウンプランニング株式会社 勤務/家政学部 環境教育学科(旧学科 ※2024年4月より環境共生学科に名称変更)/2022年卒/人と暮らしの関わりに関心があり、大学で再生可能エネルギーなどについて学んだことから、インフラ業界で環境関連業務に携わって社会貢献したいと考えていたA.S.さん。「学生時代は公務員と民間企業の両方を視野に入れてそれぞれのインターンシップに参加し、今の会社に出会いました。現在の仕事では、電柱の建替設計や樹木と接触しないような改修設計などを通じて、停電や事故、公衆災害を未然に防いでいます。人との暮らしを支え、社会貢献につながっていると感じます」。