中学時代の恩師に憧れて教師を志しましたが、教育実習を経験しても、教えることになかなか自信がもてませんでした。しかしゼミの先生の推薦などで参加した長期のインターンシップで、子どもたちの成長を肌身で感じる喜びを実感し、教師になる決意をしました。その子の成長を見届けていけるのは、この職業の大きな魅力です。授業では、生徒から「わかった」「できた」「今日は楽しかった!」とよい反応が得られるとやりがいを感じます。私には、生徒自身が自主的に行動するような学級をつくっていきたいという理想があり、日々理想に近づけていけるよう努力し、教材研究・授業、学級経営に努めています。
ゼミやサークルなどを通じて、多くの友人に出会えたことが何よりもよかったです。周りの仲間がみんな教員をめざしていたため、毎日の授業も教員採用試験に向けた勉強も一緒に頑張りぬくことができました。現場に出てからも、そのときの仲間と顔を合わせることもあり、とても心強いです。4年生の時には、毎日のように就職課に足を運びました。小論文の添削や面接対策をしていただき、校長先生を経験された方からは、教員の心得などの貴重な話を聞くことができました。
教員の仕事は、教科の内容などを教えることと思われがちですが、生徒から得られるものや学べることがたくさんあり、自分自身も成長できることが魅力です。また、自分が頑張った成果が、成長していく生徒を通して還元されることにやりがいを感じられます。教員をめざしているみなさんには、それぞれ教員になりたいと思った動機があると思います。それを夢に向かう原動力として、ぜひ教員になって欲しいです。
各務原市立桜丘中学校勤務/教育学部 学校教育課程 国語専修 卒/2017年卒