空港隣接という恵まれた環境でモチベーションを高く保ちながら整備士としての知識や技術を修得。現在はANAラインメンテナンステクニクス株式会社で航空整備士として働く山本さんに学生時代の話を聞きました。
航空整備学専攻では、小型機やエンジンを使った実習を沢山行いますが、中でも「航空機の基本技術」は重要な実習で、エアラインの整備士となった今でも毎日のように使っています。また、小型機を使った実習では、実際に飛行機のエンジンを回し、TAXINGという地上走行なども経験できるため楽しく学ぶことができ、全て英語で記載されたマニュアルも、整備実習で読解能力やマニュアルの構成に対する理解を深めることができました。
大学のプログラムで語学留学に参加したことは、学生時代の貴重な経験となり、英語を積極的に学ぶきっかけにもなりました。留学前までは漠然と整備士を目指していましたが、この研修を経て「自分の仕事で海外にいきたい」と目標が明確化!将来の整備士像が見えたことで具体的に何が必要かを考えるようになり、エアラインの整備士になることは勿論のこと、苦手意識のあった英語も積極的に勉強するようになり、大きく成長できました。
学生時代からの目標は今も続いています。卒業後、エアラインの整備士になることができ、一等航空整備士の国家資格も取得しました。大型機の勉強はより深く、必要な知識量も膨大ですが、在学中に取得した二等航空整備士(国家資格)の延長として学習を習慣化したことで合格することができました。これからも沢山の経験を積み、海外空港で活躍するために必要な国家資格の拡張や語学学習を頑張っていきたいと思います。