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応用化学を学んだ後の進路と今後の展望

王道は化学メーカーや製薬会社、食品メーカーですが、製品を作るのに化学の知識をまったく使わない産業はありませんから、あらゆるものづくり産業で活躍できる可能性があります。企業の要請に加え、納得いくところまで研究を進めるには、学部の4年間では足りませんから、修士まで合わせた6年計画が推奨されています。

※このコンテンツは2018年の取材に基づき構成しています

あらゆるものづくり産業で活躍できる可能性

化学メーカー、製薬会社、食品メーカーをはじめとして幅広いものづくり産業で活躍

王道でいえば化学メーカーや製薬会社、最近は食品メーカーも人気が出てきているといいます。いずれも応用化学と直結した、専門分野を生かせる業界です。しかし、これらに限らず、例えば自動車製造で、燃料電池や塗料といった化学の知識が必要とされるように、どの製品にも少なからず化学製品が使われていますから、あらゆるものづくり産業が化学とかかわりをもっていることになります。その意味では、幅広い活躍のフィールドがあるといえるでしょう。
ただし、理系の多くの学部・学科がそうであるように、応用化学の専門家として就職するなら、最低限のラインとして修士レベルの知識を求められるのが一般的です。実際に、一定レベル以上の大学では、8割以上の学生は大学院に進学するといいます。研究開発職をはじめとして専門分野を生かした職業に就きたいなら、大学院まで合わせた6年で考えておいたほうがいいでしょう。

学部だけでは実験し足りない

就職の事情を抜きにしたとしても、学部だけでは研究が中途半端になってしまい、満足できずに大学院に進学したくなるケースがほとんどだそうです。
というのも、大学で研究室の配属になるのはおおむね3年次の後期からで、自分の研究が本格化するのは4年次になってからの1年間しかないからです。それさえも、就職活動や卒論の執筆に取られる時間が差し引かれることになりますから、実験に充てられる時間はいくらもありません。実験が重要な意味をもつ応用化学の研究がそれでは、物足りない気持ちになるのも納得でしょう。
もちろん、まったく違う分野で就職する道や、化学メーカーに就職してひととおり化学の知識をもった営業として活躍する道も考えられます。
化学製品は社会のあらゆるところに存在し、何か新しいものが作れれば、社会全体を変えられるだけの力をもっています。そしてこれからは、そんな化学の力を使ってエネルギー問題や環境問題といった大きな社会問題に取り組んでいくことも増えていき、化学の重要度はますます高まっていくに違いありません。

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応用化学とはどんな学問?

応用化学と他の学問とのかかわり

応用化学では何をどのように学ぶか

応用化学はこんな人に向いている

応用化学ではこんな研究をしています

応用化学のここが面白い

もっと先生たちに聞いてみよう

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分析化学者のロールモデルとして未来の後輩に寄り添う先生

日本分析化学専門学校 医療医薬分析学科
浦賀 朋子先生

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微生物の共生関係について研究する先生

日本大学 生物資源科学部
上田 賢志 教授

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地球環境も守る!? 可能性溢れる材料を研究する先生

日本大学 理工学部物質応用化学科
小嶋 芳行 教授

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もっと在校生たちに聞いてみよう

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分析化学の知識と技術、取得資格も活かして活躍する分析技術者に!

日本分析化学専門学校 生命化学分析学科(令和7年度より「農水産バイオ分析学科」に名称変更)
小曳 翔也さん

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将来の夢は人を救う医薬品開発に携わること

東京工科大学 工学部 応用化学科
大池 美琴さん

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もっと卒業生たちに聞いてみよう

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何度も試行錯誤しながら、ついにたどり着いた「大発見」!これが研究の醍醐味です

東京バイオテクノロジー専門学校 
バイオテクノロジー科(4年制) DNAコース(現:遺伝子コース)

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