• スタディサプリ 進路(大学・専門学校)
  • 学問を調べる
  • 環境工学
  • 学び方

環境工学では何をどのように学ぶか

どの大学でも同じですが、1・2年次では基礎を修得します。扱っている分野が広い大学では、なるべく多くの分野に触れ、幅広い専攻に対応できるようにしています。3年次で専門科目を学んだあと、4年次では研究室に所属して自分の研究を進めていくことになりますが、研究は大学院まで含めた期間で考えるのが一般的です。

※このコンテンツは2018年の取材に基づき構成しています

大学院まで含めた期間で考えるのが一般的

1・2年次は基礎。外へ飛び出すアクティブな演習も

環境工学の幅広い分野を扱っている大学では、まず水、大気、廃棄物、放射性物質など一とおりの分野について基礎的な内容を学びます。座学に加えて演習や実験も多く、知識と技術の両方を修得していくイメージです。水の分析なら近くの川や池に水を採取しに行くこともありますし、騒音の測定をするために街へ出かけていくこともあります。そうして体で環境を感じながら、研究を進めるアクティブな面も環境工学の特徴の一つといえるでしょう。研究室にこもってひたすら試験管や機械とにらめっこするようなイメージをもっている人には意外に映るに違いありません。
これに加えて、物理や化学、生物、情報処理など、この先研究に進んだときに必要になる一般教養も身につけるのが1・2年次のミッションです。3年次では環境工学全般の専門科目を学び、4年次から自分の専門分野を決めて、研究室に所属し、自分のテーマを掘り下げていくことになります。
とはいえ、環境工学の諸分野を網羅的に扱っているのはごく一部の大学でしかなく、「土木系だけ」、「エネルギー・資源循環だけ」など、どれか特定の専門分野に特化しているケースがほとんどです。その場合は、数学や物理、化学など教養科目に重点を置く大学と、専門科目の導入科目を設置する大学とがあります。明確にテーマが決まっていない人は、どんなテーマでも扱えるように、なるべく広く修得しておくといいでしょう。
どちらのパターンの大学でも、3年次から専門分野を深めていくのは同じです。授業も専門性の高いものになり、実験・演習科目も増えてきます。さらに研究室にも所属し、研究の手法を学びながら卒業研究のテーマを模索する段階にも突入します。そして、4年次に本格的に研究を始めて卒業研究にまとめます。しかし、就職活動のことも考えると、研究に打ち込める正味の期間は1年もないくらいです。そのため、大学院に進学して、もう2年間、研究に打ち込むのが典型的なルートになっています。

全国のオススメの学校

環境工学とはどんな学問?

環境工学と他の学問とのかかわり

環境工学はこんな人に向いている

環境工学を学んだ後の進路と今後の展望

環境工学ではこんな研究をしています

環境工学のここが面白い

もっと先生たちに聞いてみよう

Photo

都市に緑を増やして人々が住みやすい環境を創り出す先生

東京都市大学 環境学部環境創生学科
飯島 健太郎 教授

Photo

農業、電子・機械部品、食品、商社など幅広い分野が目指せます

徳島文理大学 徳島文理大学 理工学部 ナノ物質工学科
梶山 博司教授

Photo

社会の安心・安全を守る次世代音響技術を開発する先生

日本大学 理工学部電気工学科
大隅 歩 准教授

もっと見る

もっと在校生たちに聞いてみよう

Photo

たくさんの人と関わりながら環境について研究する毎日が楽しい!

大阪産業大学 建築・環境デザイン学部※2025年4月開設予定 現:デザイン工学部 環境理工学科
西岡 良晏さん

Photo

大好きな自然に触れられる2年間。将来に向けて知識が深まります

東京環境工科専門学校 自然環境保全学科 野生動物保護管理コース
本多 智咲さん

Photo

水質調査・土壌分析など環境を守る仕事をしたい!

新潟農業・バイオ専門学校 バイオテクノロジー大学科
丸山 舞澄さん

もっと見る

もっと卒業生たちに聞いてみよう

Photo

人々の暮らしに欠かせない建物やインフラ設備を造っています

愛知工業大学 
工学部 土木工学科 土木工学専攻 卒 ※2024年4月 土木工学科から社会基盤学科に名称変更

もっと見る

環境工学に関連する本

大学・短大

専門学校

環境工学を学べる学校を探すならスタディサプリ進路
RECRUIT