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建築学のここが面白い

日本の建築の技術は、世界中が認める水準であり、実際、海外での仕事がどんどん広がっています。建築という仕事を通じてさまざまな人に出会えるのも魅力の一つ。これから建築を目指す皆さんには建築学だけでなく、語学力もおおいに養い、広いフィールドで活躍していただきたいと思っています。(東京大学 大学院 工学系研究科 建築学専攻 隈研吾教授)

※このコンテンツは2018年の取材に基づき構成しています

日本の建築技術は世界が認める水準

活躍のフィールドは世界に広がっている

建物をつくる過程を通じて、クライアントをはじめ、エンジニアやアーティストなど、多種多様な人と出会えるのが、建築家という職業の魅力の一つです。ある現場で出会った人と意気投合し、次の仕事を一緒にということもよくあります。日本全国、いろいろな地域でこれまでプロジェクトを手掛けてきましたが、都市もあれば田舎もあります。その地域の歴史や風土、そこに住む人の気質は、さまざまです。それを知るには、とにかく現場に行くことが重要です。地域の人とかかわり、語り合い、その地域の特徴や文化を感じ取り、それを建物に表現していくのは、とてもおもしろくやりがいがあります。
日本の建築の技術は、世界でもトップレベルにあり、海外での仕事もどんどん増えています。トルコやコスタリカなど、あまりこれまで日本人が手掛けたことがない国でも、意欲的にプロジェクトを進めています。建築には国境がありません。これから建築を学ぶ皆さんは、ぜひ、外国語を勉強してほしいですね。語学ができれば、活躍のフィールドはぐんと広がります。

「数学が苦手という人もウエルカム。数学が苦手でも活躍できる場所がたくさんあります」と隈教授

今の時代求められているのは人々をハッピーにできる建築

歴史的な観点から言えば、20世紀の建築は、超高層ビルに代表されるように、大きく目立つものを作ることが評価された時代でした。それはいわば「主張」であり、また効率を求めてのものでした。しかし、今は人々が社会的ストレスを抱える時代。そこで求められるのは人々をハッピーにできてコミュニティに役立つ建築物です。これから建築学科で学ぼうという皆さんには、社会が求めていることをしっかり感じ取るセンスがより一層求められるようになるでしょう。
これまでの建築はリゾート開発などを手掛けるディベロッパーと呼ばれる人たちが都市開発を計画し、その資金を集め、建築家である私たちに設計、デザインを発注するというのが一般的な流れでした。しかし、最近では新しいビジネスのしかたも登場しています。例えば、建築家自身が自ら資金を集め、下町の古い家屋をデザインして、小さなホテルとして運営していくといったビジネスモデルも出てきました。自分が作りたい建物を作って自分たちでビジネスする、そんな新しいムーブメントも起こっています。今後も、建築の世界は変化しつつ、どんどんおもしろくなっていくに違いありません。

取材協力:東京大学 大学院 工学系研究科 建築学専攻 隈研吾教授

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