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情報工学と他の学問とのかかわり

ロボット作りを例にとってみても、ボディを開発するのが「機械工学」、それを動かすコンピュータ(電子回路)を設計するのが「電子・電気工学」ということになります。情報工学はそこにインストールするプログラムを開発する役目を担っているというわけです。

※このコンテンツは2018年の取材に基づき構成しています

機械にインストールするプログラムを開発する役目

情報学であり、工学である

情報工学は情報の流れや伝達について学ぶ「情報学」に含まれます。情報学が扱う領域は広く、文系学問としてテレビ・新聞・インターネットのあり方や企業における情報管理について学ぶこともあれば、理系学問としてコンピュータによるデータ収集や計算方法について学ぶというアプローチもあります。さらに、ものづくりについて研究する「工学」にも含まれますから、製品やサービスの仕組みついて研究したり、実際に作ってみることも重要な学びとなります。

ロボットの開発でその違いを説明

1台のロボットを作るのに必要な学問は?

工学と一口にいってもたくさんの学問がありますから、どの工学が自分の目指すものか、とてもわかりづらいと思います。そこでロボットの開発でその違いを説明しましょう。ボディや手足となるアームの構造設計や組み立て、さらには軽くて丈夫な素材の開発などを担うのが「機械工学」の役割です。ここでは材料力学、構造力学、機械製図、エンジン、流体力学などを学ぶことになります。一方、ロボットの脳となるコンピュータ(電子回路)を設計するのが「電子・電気工学」の領域です。ここでは半導体や電子回路、信号処理、コンピュータ制御、ロボット工学などを学びます。そして、ロボットの脳にインストールするプログラムを開発するのが、通信ネットワーク技術や情報処理について学びを深めていく、「情報工学」ということになります。

あらゆる分野とつながっている情報工学

医師にかわって病気の進行度を診断する医療ロボットや、人間と同じように会話をするロボットの開発など、情報工学の研究成果はさまざまな分野で応用されています。学生の研究をとっても、360度カメラを用いた学習教材や、農作物を収穫するロボット、音声で操作できる視覚障害者向けスマホアプリと実に多様です。そういった意味では、身につけた知識や技術を、経済、医療、建築、介護福祉、エネルギーなど、幅広い分野で生かせる学問といえるでしょう。

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北海道科学大学 工学部
荒澤 孔明先生

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組込みソフトウェア開発を効率的に行う方法を考える先生

東京都市大学 メディア情報学部情報システム学科
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最先端技術を使ったモノづくりの魅力を教えてくれる先生

京都コンピュータ学院洛北校 エンジニアリング学系情報工学科(4年制)
渕野 哲彦先生

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MR(複合現実)技術を使った開発に参加、可能性が広がっています!

公立千歳科学技術大学 理工学部情報システム工学科
K.A.さん

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ゲーム作りに奮闘中。将来は有名タイトルの開発に携わりたい!

東京情報クリエイター工学院専門学校 ゲーム制作3年制コース
師田 英翔さん

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幅広い分野に役立つITの技術や発想を実践的に深める毎日が楽しい!

大阪産業大学 情報デザイン学部※2025年4月開設予定 現:デザイン工学部 情報システム学科
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