実体験を通じた学びが多いのが特徴
幅広い学習内容で研究テーマも多彩
1、2年次は生物学や化学といった基礎科目から、経済学や栄養・食物学、環境科学や教育学に関することまで網羅的に学び、さらに、生産、加工、流通、販売、そして教育といった知識を身につけていきます。その学びは幅広く、農業について多角的に理解を深めることになります。
学年が上がるとより専門的な授業が行われるようになります。そして、3年次から研究室に配属され、学びを深めながら、4年次までじっくり研究をするというのが一般的です。学びが広いだけに、農作物の品種改良、水産物の養殖、発酵や調味料などの食品加工、食品の需要と供給のバランス、環境汚染など、その研究テーマは実に多種多様にあります。何にでも挑戦できる環境が整っているともいえますが、その分、自分の興味ある分野をしっかりと見きわめていくことが重要になります。
実習や体験型の授業で理解を深める
農学を学ぶうえで欠かせないのが実体験です。農業実習や加工実習など、多くの大学ではたくさんの実習が設けられています。さらに、フィールドワークなど、流通や販売について、現場で学べる機会もあります。実際に体験し、肌で感じることで、それぞれの過程のしくみや流れについて深く理解し、また、農学の全体像を把握することができます。座学で知識を詰め込むだけではなく、自分で体を動かすことで、初めて本当に生きた知識が身につくのです。大学によって、どんな施設、設備があるか、どんな実習、体験ができるのかは大きく異なります。田畑や牧場のある大学もあれば、大きな生簀で養殖の実験をできるところもありますし、発酵食品を実際に作れる施設を有している大学もあります。自分が惹かれる研究ができるかどうか、あるいは実習ができるかどうかはその大学の環境によって大きく変わってきますから、大学を選ぶときにはこうしたポイントもしっかり確認するようにしましょう。
また、農学は私たちの衣食住に関するものを扱う学問ですから、その対象は身の回りにたくさん存在します。毎日の食事や着ている洋服、住んでいる家、そしてスーパーに並ぶ加工食品やその保存方法、売れ行きや値段など、見渡してみると、あらゆるところに学びを深めるヒントは転がっています。普段の生活のなかでも意識してみることで、より理解を深められる学問といえるでしょう。
全国のオススメの学校
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日本大学(食品ビジネス学科)日本大学は、多彩な学問領域に対応する国内最大級の総合大学として、約127万人の卒業生を輩出。そのネットワークは絆として大きな力となり、夢を実現する皆さんを応援します。私立大学 / 東京・福島・千葉・神奈川・静岡
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専門学校山梨県立農林大学校(森林学科)専門学校 / 山梨
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長野県農業大学校(総合農学科)専門学校 / 長野
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大阪農業園芸・食テクノロジー専門学校(カフェバリスタコース)プロのパティシエ・パン職人・料理人・バリスタ・生産者を目指す本校では、高度な技術と食材知識・健康・栄養・マネジメント・テクノロジーなどを幅広く学び、就職後に役に立つスキルを実践を通して学びます。専門学校 / 大阪
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名古屋大学(農学部)国公立大学 / 愛知
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甲南大学(生物学科)甲南大学の母体である甲南学園は2019年に創立100周年を迎えました。神戸の地で育まれた伝統と“ミディアムサイズの総合大学”の強みを活かして、学部の枠を超えた人物重視の教育で融合力を伸ばします。私立大学 / 兵庫
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愛媛県立農業大学校(総合農学科)専門学校 / 愛媛
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実践女子大学(食デザイン専攻(仮称))変化の激しい時代において、社会で活躍し続ける女性を育成してきた実践女子大学。2025年4月に環境デザイン学部を設置し、2026年4月には文理の枠を超えて総合的に食を科学する食科学部(仮称)が誕生します。私立大学 / 東京
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日本分析化学専門学校(先端化学分析学科(通信制))日本で唯一の分析化学の専門学校です。分析化学専門士は平均年収587万円と高水準の条件の仕事であると厚生労働省からも紹介されています。環境、バイオ、医薬品、食品、化粧品、医療などの分野で活躍できます。専門学校 / 大阪
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茨城大学(農学部)国公立大学 / 茨城
農学とはどんな学問?
農学とはどんな学問?
農学と他の学問とのかかわり
農学はこんな人に向いている
農学を学んだ後の進路と今後の展望
農学の先生に聞く
農学ではこんな研究をしています
農学のここが面白い
もっと先生たちに聞いてみよう

お米の澱粉を研究し、加工品の販売普及まで行っている先生
秋田県立大学 生物資源科学部生物生産科学科
藤田 直子教授

さまざまな再生可能エネルギーの活用法を教えてくれる先生
酪農学園大学 農食環境学群農環境情報学類
石川 志保先生

健康な暮らしや豊かな食生活のために、食品を研究する先生
東京薬科大学 生命科学部応用生命科学科
熊澤 義之教授
農学の学生に聞く
もっと在校生たちに聞いてみよう

進歩していく農業の素晴らしさを、多くの人々に知ってもらいたい!
北海道ハイテクノロジー専門学校 スマート農業ビジネス学科(2026年度よりバイオテクノロジー学科へ名称変更)
金子 春希さん

植物が好きだという気持ちが1番大事。知識がなくても挑戦できます!
テクノ・ホルティ園芸専門学校 グリーンコーディネートコース
山中 萌生さん

花は生活や人生の節目を彩る大切な存在。その魅力を伝えていきたい!
テクノ・ホルティ園芸専門学校 花き生産コース
N.M.さん
もっと卒業生たちに聞いてみよう

学生時代、野菜づくりの授業を通して野菜の味に感動!そしてこの道を志しました。
テクノ・ホルティ園芸専門学校
園芸療法・福祉コース(2019年4月 野菜生産コースに名称変更)

技術と感性。その両方を磨くことが良い庭園を生み出す秘訣です。
テクノ・ホルティ園芸専門学校
造園コース

植物は人にとって身近なもの、癒しを与える存在に魅せられたのが原点です。
テクノ・ホルティ園芸専門学校
花と緑の生産・流通コース(2019年4月 グリーンコーディネートコースに名称変更)