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●学びのフィールド:社会・生活との関りを見てみよう.
物理学はこんなふうに社会や生活とかかわっているんだ。●宇宙の本当の姿を解き明かす 宇宙はどうやって生まれ、どのように最期を迎えるのか。その間を流れていく時間とはいったい何なのだろうか。アインシュタインが提唱した一般相対性理論をはじめ、それを素粒子の世界に応用した超ひも理論、など物理学の世界にはたくさんの理論がある。しかし、それは、私たちが生きている空間や時間そのものの謎を解き明かす上で重要な鍵となっている。 ●モノの表面を調べることが最先端技術につながる!! 分子レベルの表面を調べる。実は、現在これは物理学の世界ではもっともポピュラーな分野のひとつだ。原子と原子が規則正しく結び合っている内部構造とは違い、物質の表面には歪みなど特殊な構造がみられる。電子・イオンビームで原子1個1個の運動や配置を調べ、コンピュータで解析。半導体レーザーや金属とセラミックスの接合などの応用にもつながってくる、目が離せない物理学の研究分野だ。 ●液晶画面の製品に大いに貢献 ワープロやテレビなどの画面に使われる液晶や、その他の高分子の溶液は氷や塩といった物質に比べて、結晶の形が極めて複雑。ある条件下では一定の方向に揃うのに、条件が変わると無秩序になってしまう。これを見つけたのは、'91年にノーベル賞を受賞した物理学者ドジャンヌ。物理学は私たちがいつも見ている液晶画面の製品に生かされているのだ。 |