●関連するキーワード: こども ダイエット |
●学びのフィールド:社会・生活との関りを見てみよう.
スポーツ学はこんなふうに社会や生活とかかわっているんだ。●青少年の肥満が日本の財政を圧迫! 最近30年間の日本の17歳の男子の体重と背筋力の推移をみると、体重は順調に増えているのに、背筋力は逆に減っていることがわかった。背筋が弱ると腰痛が増える。腰痛が増えると運動不足でますます肥満になる、という悪循環から、ほとんどの人が生活習慣病になだれ込むのは必至。このまま進めば医療費の増加は避けられず、国の財政を圧迫する大問題。体育社会学や運動生理学から迫ろう。 ●おなかの脂肪を効率よく燃やすには? 腹筋運動は、おなかに脂肪をつけないための予防としての効果はあるが、一度ついてしまった脂肪をなくすためのカロリー燃焼効果は期待できない。効率よく脂肪を燃焼させるためには、早足で歩く、泳ぐなどの全身運動が効果的。シェイプアップには運動理論とカロリー消費の関係を知ることが大切だ。スポーツ学でスマートになろう! ●「やる気」のなさを改善する! 手先が不器用で、足腰が弱く、「やる気」のない現代っ子が増えている。その原因のひとつは大脳の前頭葉の働きが不十分だからという。さらに、防衛体力の低下、自律神経の異常が最近の子どもたちの大きな問題点。ようは小さいときにからだをちゃんと動かしていない、ということ。今からでも遅くない。からだを動かして汗をかき、集中力を高め、筋力をつけよう。実技はもちろん、スポーツ栄養学や運動生理学からも研究できる。 |