哲学・宗教学を学びたい人は、常に考えることを習慣づけておこう。たいそうに考えることはない。何を学ぶにも必ず考えているのだから。そう思って常に考えることを習慣づけておくと、どんな学習でも同時に哲学・宗教学の基礎作業になるのだ。ただし、考えるということは単に記憶することとは違う。何事にも「なぜ?」という問いを発し、答えを探し、そして合理的に理解し得てこそ「考える」と言えるんだ。そして、このような思惟の訓練が、哲学・宗教学に必要な創造的思惟能力を育くむのだ。
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●哲学・宗教学に求められる力
高校の勉強で活かせる面は?
国語●文を読み、理解すること
哲学はまず文献を読むことが不可欠であるから、何が書かれているかを理解する能力は必須だ。
国語●いろいろな作品を読んで感動すること
豊かな感受性を持つことが、人間を深く理解することにつながるのだ。
外国語●外国語を読むこと
哲学では、外国語文献を読むことが多いのだ。哲学を学びたい人は高校で英語の読解力を高めておいてほしい。
公民●現代社会の問題を考えること
現代社会の問題に宗教がどう応えるかも宗教学の重要なテーマなのだ。
公民●哲学、宗教、芸術などを知ること
哲学・宗教学の重要な命題。人間であるということを深く知るには、これらの知識が必要だ。これらの学問領域が何を主要対象として取り扱っているのかを把握しておくといいよ。
公民●自分の生き方を考えること
自己自身を深く見つめることは、「哲学すること」<フィロゾ・フィーレン>の原点のひとつなんだ
国語●自分で文章を書くこと
国語●歴史、伝統、文化を知ること
国語●ことば、文字などの成り立ちを知ること
数学●関数
外国語●外国語を聞くこと
外国語●外国語を話すこと
外国語●外国語を書くこと
外国語●外国語でコミュニケーションをとること
外国語●外国の言語や文化を知ること
理科●自然の事物・現象を知ること
地理歴史●各地域の自然環境、社会環境を知ること
地理歴史●世界各国の文化圏の特色を知ること
地理歴史●事象を時間的、歴史的にとらえること
地理歴史●日本の文化や伝統を知ること
公民●国際的に社会を見ること
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