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●学びのフィールド:社会・生活との関りを見てみよう.
哲学・宗教学はこんなふうに社会や生活とかかわっているんだ。●牛はOKだけど人間をつくるのはNGという根拠は何? 最初にクローン羊のドリーが誕生したときは、生命をもてあそぶなという批判の声があがった。ところが、クローン牛誕生のときは、これで良質の牛肉が確保できるという論調が多数を占めたんだ。また、人間の不妊治療にクローン技術を使った韓国の研究者は世界中から非難された。羊と牛とヒトの違いは何だろう? クローン問題は<生命の代替えは可能か?>というきわめて哲学的な問いを突きつけているんだ。 ●美の基準が変わってきた?! 男女の服装のボーダレス化、ボディピアスやタトゥなど固定観念にこだわらないファッションに注目が集まっている。ファッションは自己表現の一つというのはみんな納得すると思うけど、最近、個性の表現や美に対する感性が多様化しているみたい。時代によって異なる美の世界について、美学を通して追求してみよう! ●戦争のほとんどは宗教対立が発端だった! アイルランド紛争、ユーゴ内戦、パレスチナ紛争…。世界のさまざまな地域で起きた戦争はほとんど宗教対立が原因だ。数千年も昔から人類は数々の対立を生んできた。人間を救い、人間とは何かを希求しているはずの宗教がなぜこうも争いを生むのか? それはそれぞれの宗教研究、比較宗教学で学ぶ永遠のテーマだ。 |