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図書館情報学を学んだ後の進路と今後の展望

使う人、読む人を中心とした情報学ともいうべき図書館情報学の知識や技術をもった人材へのニーズは、現在でも非常に高いものがあります。ICT化は今後、社会の隅々にまで浸透していくのは確実で、活躍の場はますます広がる一方です。

※このコンテンツは2018年の取材に基づき構成しています

図書館情報学の知識や技術をもつ人材へのニーズは高まる

知とICT、両方の知見を併せもち多方面で活躍

図書館情報学では、知識情報を分類し体系化するための知識や技術と、それをICTで実現するコンピュータエンジアリングの理論や手法を習得します。この両分野の知見を併せもっていることは、就職においても有利に働きます。
企業や官公庁のシステム開発・運用に携わる「プログラマー」や「システムエンジニア」という職種は、情報処理に関する技術はもちろん重要ですが、その前提として、どうすれば使いやすいものになるか、どのようにすれば新しい価値を創造できるかと、ユーザーである人を中心とした思考を起点に設計していきます。これは図書館情報学の学びそのもので、システムエンジニアリング企業においても、システム設計のリーダーとしての活躍が見込まれます。
金融や通信企業ではシステムそのものが生命線になっていますから、企業内部のシステム開発・運用部門に配属される人も少なくありません。
一方、企業によりよい経営手法を提案するコンサルティング会社においても、その知見が発揮される場面は少なくありません。また、人がどのようにして情報を認識し、処理しているといった認識論の知識は、ブランディング・マーケティング企業や広告代理店でも重視されているところです。
人間の認識や情報を分類体系化する能力を人工知能によって再現するといった研究も図書館情報学の柱となっており、人工知能を必要とするメーカーやICT企業にも活躍の場が広がっています。

図書館員として現代の図書館のあるべき姿をリード

図書館で働く図書館員の仕事も、もちろん選択肢に入ります。国や自治体が運営する公共図書館、大学、高校、小中学校の図書館、企業や団体が運営する専門図書館など、図書館にはさまざまな種類があり、求められる機能も異なりますが、図書館情報学で学ぶ知的情報の取り扱い方や図書館に関する知識は、どの図書館でも役立つことはいうまでもないでしょう。
一方、デジタル化や少子高齢化、グローバル化などの時代の波を受けて、図書館の役割も大きく変わろうとしています。情報学の領域で学ぶデータベースの運用方法や検索システムの設計方法や、生涯学習やコミュニティのあり方を学ぶ教科もあり、最新の知見をもった図書館人材は、大いに活躍が期待されます。
なお、図書館情報学のカリキュラムには司書講習相当科目が用意されており、卒業すると、司書、司書教諭(教員免状の取得が別途必要)の資格が取得できます。公共図書館では司書資格を採用の必須条件としているところもあるので、図書館への就職を考えれば、とっておきたい資格です。

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図書館情報学とはどんな学問?

図書館情報学と他の学問とのかかわり

図書館情報学では何をどのように学ぶか

図書館情報学はこんな人に向いている

図書館情報学ではこんな研究をしています

図書館情報学のここが面白い

もっと先生たちに聞いてみよう

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地域の文化情報資源を、図書館と文学視点で可視化する先生

皇學館大学 文学部国文学科図書館司書コース
岡野 裕行 准教授

もっと在校生たちに聞いてみよう

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将来は図書館司書として、利用者が求める情報を的確に提供したい

鶴見大学 文学部 ドキュメンテーション学科
後藤 愛菜さん

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人と関わりながら、手助けができる司書になりたい

滋賀文教短期大学 国文学科 日本文学コース
米田 悠里さん

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神奈川県の魅力、本の魅力を伝える仕事に就きたい!

鶴見大学 文学部 日本文学科
伊藤 翼さん

もっと見る

もっと卒業生たちに聞いてみよう

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