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図書館情報学では何をどのように学ぶか

文系的な側面からは「知識情報学」や「哲学」などをまず学び、理系的側面としての「プログラミング」や「数学」も基礎科目として修得します。年次が上がっていくと、専攻に分かれ、より情報学に近い分野、そのベースとなるサイエンスに近い分野、図書館や知識を扱う機関の経営や運営に近い分野などに分かれて研究を深めていきます。

※このコンテンツは2018年の取材に基づき構成しています

選考によって分野に分かれて研究を深める

幅広い知識を学んで教養を高める

図書館の歴史や種類、知識がどのように収集・共有されてきたかを学ぶ図書館学は、図書館情報学ならではの科目で、多くの大学で1年次から学んでいきます。現代社会では、図書館の「知識を蓄え、参照し、提供する」機能はインターネットに広がっていますから、図書館情報学を学び、知識情報を正しく扱うには、膨大な情報を取捨選択して収集・活用・発信する「情報リテラシー」は必須の素養となります。入学当初から情報リテラシーを必修としている大学は少なくなく、サーチエンジンの使い方や、SNSがどのような危うさをもっているかなどを、演習を通して学ぶ大学もあります。また、何が知識の正しい使い方なのかを理解し、情報に内在する意味合いを見いだし、そこにどうやって到達するかを学ぶうえでは、どう思考するか、どう生きるかを考える哲学も重要で、必須としているところも少なくありません。
図書館でも、インターネット上の知識でも、デジタルでの管理が基本となっていますから、「プログラミング」や「数学」「統計学」といった科目も早い時期に学んでいきます。さらに進むと、「データベースの構築法」や「コンピュータシステムとネットワーク」「自然言語解析」など、情報工学の基礎的な科目も選択。一方で、図書館や知識活用のあるべき姿を考えるうえで、「社会学」や「生涯学習」、「経営・組織論」なども学んで知識を広げていきます。

専攻に分かれてより研究を深めていく

年次が上がっていくと、専攻に分かれて研究を深めていきます。知識の共有と活用という根本は変わらないものの、その知識を、インターネットをはじめとするデジタル技術でどう探し、活用していくかを考える情報学的な分野、そのベースとなる情報工学や認知心理学などを研究するサイエンス分野、知識を取り扱う図書館やネット企業のあるべき姿を探求する経営的分野に分かれるのが一般的です。もっとも、研究テーマによっては、複数の分野にまたがる知見が必要となる場合も多く、コース・専攻をまたいで学ぶ学生も少なくありません。
いずれにしても、常に文理両方の幅広い視野が求められるのは事実で、それが図書館情報学の魅力ともなっています。

全国のオススメの学校

図書館情報学とはどんな学問?

図書館情報学と他の学問とのかかわり

図書館情報学はこんな人に向いている

図書館情報学を学んだ後の進路と今後の展望

図書館情報学ではこんな研究をしています

図書館情報学のここが面白い

もっと先生たちに聞いてみよう

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地域の文化情報資源を、図書館と文学視点で可視化する先生

皇學館大学 文学部国文学科図書館司書コース
岡野 裕行 准教授

もっと在校生たちに聞いてみよう

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将来は図書館司書として、利用者が求める情報を的確に提供したい

鶴見大学 文学部 ドキュメンテーション学科
後藤 愛菜さん

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人と関わりながら、手助けができる司書になりたい

滋賀文教短期大学 国文学科 日本文学コース
米田 悠里さん

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神奈川県の魅力、本の魅力を伝える仕事に就きたい!

鶴見大学 文学部 日本文学科
伊藤 翼さん

もっと見る

もっと卒業生たちに聞いてみよう

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