●関連するキーワード: ストリートファッション コンビニ 世界遺産 |
●学びのフィールド:社会・生活との関りを見てみよう.
日本文化学はこんなふうに社会や生活とかかわっているんだ。●ストリート・ファッションはなぜ若者に人気か? ストリート系の洋服を扱うショップが原宿の裏通りに登場して、店に入るのに行列ができるほどになった。こうしたショップが限定生産品を販売し、その希少性が値段を押し上げているにもかかわらず若者を惹きつけているという。なぜ、若者がそうしたものに魅力を感じるのか、若者が育った現代消費社会の文化的背景を日本民俗学から見てみよう。 ●コンビニは若者のオアシスとして日本社会に浸透した 仕事や学校、部活動、学習塾などへの行き帰りの途中で気軽に立ち寄れるコンビニは人気が高く、若者はそこでひと時の精神的・肉体的休息の時間を過ごしている。若者にとってコンビニはオアシスなのだ。このようにコンビニ文化は若者たちの間に深く浸透している。いかにしてコンビニ文化が日本に浸透したか、歴史的な側面から探ってみよう。 ●世界に認められた日本の文化遺産の素晴らしさを知ろう 世界の文化および自然遺産を国際的な協力により守っていこうと、1972年に「世界遺産条約」ができ、日光東照宮など日光の社寺も1999年に登録された。徳川将軍の霊廟として1617年に創建された日光東照宮の本殿、陽明門をはじめ国宝や重要文化財が多く、また、日光山内建造物周辺の山林地域は自然と建造物群が一帯となった文化的景観を形成するのに不可欠なものという。日本美術史の観点からその重要性を明らかにしよう。 |