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新たな遺跡が発掘されれば大発見!というロマンがあるのが考古学。なかでも古代エジプト文明には、ピラミッドはなぜ造られたのか、ツタンカーメン王はなぜ死んだのかなど、研究しがいのある謎が多い地域ですね。(駒澤大学 文学部歴史学科 外国史専攻 大城道則教授)

※このコンテンツは2018年の取材に基づき構成しています

新たな遺跡が発掘されれば大発見!というロマン

古代エジプト史を研究する大城道則教授

おもしろい題材がたくさんある地域

ピラミッドはなぜ造られたのか、ツタンカーメン王はなぜ死んだのかなど、エジプト地域にはおもしろい題材がたくさんあります。実は、これらは最新の研究によって明らかになりつつあります。1922年に黄金のマスクとともに発掘されたツタンカーメン王は、これまで撲殺によって亡くなったと言われてきましたが、2005年にCTスキャンを用いた調査が行われ、骨折後かかった伝染病によって亡くなったという説に変わりました。さらにDNA検査が行われた結果、ツタンカーメン王の両親が誰かという謎も明らかになりました。このように、科学技術の進歩によって新たな発見が相次いでいますが、その一方で2010年に未盗掘の墓が発見されており、新しい題材も増えています。まだまだ発掘されていない墓も数多くありますから、研究しがいのある地域ではないでしょうか。

古代エジプト文明の魅力を語る大城道則教授

発掘調査こそ、考古学研究の醍醐味(だいごみ)

エジプトは発掘される遺物の量が非常に多い地域です。私は毎年エジプトを訪れていますが、手の届くところにミイラが転がっているほどです。とはいえ、好き勝手に掘っていいといわけではなく、掘りたい場所を決めて許可を得るという段取りが必要です。そもそも、どうして遺跡のある場所がわかるのと不思議に思う人もいるかもしれませんが、その土地の歴史や発掘された物を綿密に調べることで、おおよその見当がつくものです。さらに最新の科学技術の取り入れ、電気や磁気を使って捜索したり、ドローンを飛ばして地下の様子を探ったりして、遺跡発見の手がかりにすることもあります。発掘調査を行うには予算の工面や調査員の確保なども必要ですから、事前の段取りにも大きな労力が伴います。それでも、未盗掘の墓がみつかれば大発見。実際に2010年に新たなものが発掘されています。そうした意味で、発掘調査には常にロマンがありますし、考古学研究の真骨頂ではないでしょうか。

取材協力:駒澤大学 文学部歴史学科 外国史専攻 大城道則教授

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