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考古学では何をどのように学ぶか

考古学を学べる学科としては、「歴史学科」「史学科」「文化財学科」「歴史遺産学科」などがあります。これらの学科では、考古学の歴史や国内外の地域史を学びながら、実習を通して発掘調査の技術を身につけるというのが一般的です。

※このコンテンツは2018年の取材に基づき構成しています

実習を通して発掘調査の技術を身につける

考古学の一般的なカリキュラム

1年次には「考古学入門」「考古学概説」や「日本史」「西洋・東洋史」などを履修して、考古学を学ぶうえでの基礎的な知識を得るというのが一般的です。2年次になると、発掘調査に必要な技術を学ぶ授業が始まります。「フィールドワーク」「調査実習」などを通して、発掘現場や博物館などに足を運びながら、遺物の発掘や測量、観察、資料化など、一とおりの技術を身につけます。さらに選択科目として、国内外さまざまな地域の歴史を学びながら、自分の興味を探ります。大学によっては外国語を学び、専門書を原文で読む授業もあります。3年次になると、発掘現場で本格的な「発掘調査」を経験します。1~2週間合宿をし、同期や大学院の先輩と寝泊まりしながら、発掘作業を行う大学もあります。また遺跡を発掘する技術だけでなく、遺物を文化財として適切に管理する方法を学ぶ授業のある大学も増えています。3年次の後半になると、卒業論文の執筆に向けて研究テーマを決定。4年次には卒論執筆に力を入れ、完成を目指します。
また、大学によっては本格的な研究テーマは2年生や3年生になってから決めるというカリキュラムの構成の違いもあるので、各大学の状況を調べておくことをオススメします。

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