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考古学と他の学問とのかかわり

考古学には歴史学や文化人類学、自然人類学、文化財科学など、類似する学問がいくつかあります。大学選びにおいてはそうした学問との違いを理解したうえで、自分に合った分野を選ぶことが大切でしょう。またテクノロジーの進化によってこれまでわからなかった事実がより詳細に判明するようになっています。現在の考古学はこうした領域間をまたぐような研究も盛んに行われています。

※このコンテンツは2018年の取材に基づき構成しています

自分に合った分野を選ぶことが大切

考古学と類似する学問との違い

まず、人類の歴史を探究する考古学は「歴史学」の一分野に位置づけられます。しかし特徴的なのは、歴史学が文字資料を主な資料とする一方で、考古学は遺物(もの)を資料にするという点です。そのため、文字のない時代や書物が残っていない一般の人々の生活なども明らかにできます。また、「文化人類学」や「民俗学」でも生活道具を研究対象としますが、文化人類学や民俗学は伝承や風習など、形のないものも研究対象とする点に違いがあります。さらに考古学では土器や石器といった、モノの研究が主体となることから、「文化財科学」にも類似しますが、文化財科学は文化財の補修や保存方法などを対象とする点に違いがあります。また、考古学はあくまで人類の歴史を研究対象としますから、恐竜の化石などの研究は「古生物学」や「地質学」の役割です。

理系学問との連携が進む

日本の考古学はいわゆる文系学問に分類されますが、近年は「生物学」や「物理学」といった自然科学と連携することで、新たな発見につながる成果も増えています。例えば、「物理化学」などの知識を生かした「放射性炭素年代測定法」によって、骨や炭に含まれる炭素から、その生物が生存した時代を明らかにできます。さらに「医学」の一分野である遺伝子学と連携したDNA解析などから集団の出自や祖先を突き止める研究も盛んです。また、ピラミッドに象徴される建造物の建築方法や建造技術を明らかにするには、「物理学」「建築学」「数学」のほか、「地質学」「気候学」「天文学」などの専門家と連携しながら、多様な角度から検証する必要があります。科学技術の発達により、理系学問との連携は今後も進むといわれていますから、これから考古学を学ぶうえでは、理系分野の知識も広く求められるようになるでしょう。

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