食の楽しさを届けられるような商品を開発したいです。
現在は原材料費が高騰しているので、既存商品のコスト削減に関する業務を担当しています。新商品の開発ではスーパーに足を運びトレンドを調査するなど、市場リサーチも欠かせません。入社して半年が経ちましたが、少しずつ任せてもらえる仕事が増えており、自らの成長も実感。新商品のアイデアを考える時間は楽しく、どんな商品を作ろうかとワクワクしながら取り組んでいます。材料費の計算から試作までを行い、味だけでなく、思わず手に取りたくなるような盛り付けも検討しますが、試作品をおいしく作れた時はやはり嬉しいですね。社内の試食で先輩方から「これ、いいね!」「おいしい!」と評価をいただけると、さらにやりがいを感じます。
高校卒業後はすぐに就職しましたが、もともと関心のあった食についてしっかり学びたいという思いが芽生えました。いろいろと調べたところ日本女子大学に通信教育課程があることを知り、働きながら学べることにも魅力を感じて入学を決意しました。入学後、通信教育課程での学びを通じてフードコーディネーターという職業を知り、さらに調べていくうちに食品メーカーでの商品開発という仕事にたどり着きました。食に関する新しい商品を企画し、形にしていく。その仕事に興味を強く持つようになりました。そして今、憧れていた職業に就くことができ、大きなやりがいと喜びを感じながら働いています。
食品学や栄養学を中心に学びましたが、どの授業もとても興味深かったです。なかでも印象に残っているのが、「調理科学実験」で行った「食の官能評価」。グループで寒天ゼリーを試作し、おいしさを香りや味、食感などから評価しました。試作を重ねる中で、風味や食感といった細かな違いがおいしさにつながることを実感。この経験は現在の仕事でも役立っています。また、仕事と学業の両立はつらいと感じる時期もありましたが、オンライン授業やスクーリングで私と同じように働きながら学ぶ方や、子育てと両立している方と出会えたことが大きな励みに。学習意欲や向上心の高い仲間から刺激を受け、前向きに学び続けることができました。
先生から、多くのことを学ばせていただきました。
興味があるなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。やらないで後悔するくらいなら、まずはやってみたほうが絶対いいと思います。
食は日常生活と密接に結びついた欠かせないものだからこそ、食や栄養について知識を深めていく過程で新しい発見がきっとあるはず。私自身、ここでの学びが現在の仕事につながりました。
また、オンライン授業やスクーリングでは、年齢も経験も多様な仲間と出会えることも大きな魅力です。調理師や栄養士、食品メーカーで働く方、海外在住の方など背景はさまざま。多様な人と関わりながら刺激をもらえて学べる環境が整っています。自分の視野を広げるうえでも日本女子大学の通信教育課程はおすすめだと思います。
食品メーカー 商品開発課 勤務/通信教育課程 家政学部食物学科(現 食科学部食科学科) 1年次入学 卒/2024年卒/「憧れの職業に就くことができたので、初心を忘れず、楽しみながら仕事をしていきたいです」と語るA.S.さん。最近ではSNSを活用した食に関するイベントの企画・運営にも関心を持ちはじめ、「いつかチャレンジしてみたい」と目を輝かせる。そのために、Web関連の知識を深めることも視野に入れているそう。おいしさや食べることの楽しさを、さまざまな形で多くの人に伝えたい──A.S.さんの夢はこれからも大きく広がっていく。
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