法律を基礎から学ぶ楽しさを感じられる大学です
私は消防署勤務から消防官としてのキャリアをスタートさせましたが、現在は本庁の企画調整部財務課に在籍し、主に消防学校や人事研修などの予算案の策定に携わっています。火災現場や救命救急などと異なり、一般の方の目に触れる業務ではありませんが、現場の消防官たちが適切かつ安全に業務を遂行するために必要な存在だと自負しています。現場からの声に応えて資器材調達の予算を確保したり、新しい専門技術を習得する研修の予算化を図ったり、時には被災地に派遣される緊急救助隊に同行して財務面でサポートする場合もあります。役割はそれぞれですが人命や財産を守るための活動の一翼を担っていることにやりがいを感じています。
本庁の防災部消防団課に在籍していたことがあるのですが、そこでは都内各地域の消防署から条例や規定に関する問い合わせを受けることが多々ありました。当初は条文どおりに対処すればいいのではないかと軽く考えていましたが、実際に自分で条例を読んでみると、どう解釈すればいいのか分からず、先輩・上司に「これはどういう意味ですか?」と質問ばかりしていました。本庁職員として責任をもって的確に回答するためには、条文を読み解く力を養う必要があると痛感し、法律をイチから学ぶことを決意。本大学を選んだのは母校(経済学部出身)ということもありますが、働きながら質の高い教育が受けられることや安価な学費に惹かれたからです。
焦らずに時間をたっぷり使って学ぶことができました
入学直後にコロナ禍の影響で対面式のスクーリングが休止となり、多少、孤独感を味わうこともありましたが、オンデマンドスクーリングだからこそ自分でスケジュール管理をしてマイペースで学ぶサイクルが確立できたという側面もあります。その後、学生会支部に入ったことでさまざまな情報が得られましたし、大学の先生を招いて開催される学習会は各専門分野を深く理解する貴重な場となりました。入学前は法律を学べば理解できることが増えると思っていましたが、学ぶほどに、さまざまな学説、判例、解釈の仕方があり、正解は一つではないことを知ることができました。条文の文言に縛られない大きな枠組みから法律を考えられるようになりました。
学生会支部に入会したことで不安や孤独感が解消!
東京消防庁勤務/法律学科/2024年9月卒/中央大学経済学部卒業後、東京23区および多摩地区(稲城市を除く)の消防を担う東京消防庁に入庁。最初に着任した北区の消防署ではトレーニングを重ねながら消防・救護や防災に関する活動に従事。その後、異動した本庁の防災部消防団課での業務を通して法律知識を身につけたいと考えるようになり、2019年10月、中央大学法学部通信教育課程に3年次編入学。勤務地は新宿区の消防署、本庁の企画調整部財務課(現職)と移ったが、コツコツと勉学を続け、2024年9月に卒業。「法律知識は日常生活にも役立つので、あまり頑張り過ぎず、趣味の一つとして勉強するのもありだと思います」と語る。
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