日本語教師として、日本語学校とオンライン授業の2つの形式で指導をしています。日本での大学進学を目指す若者から、技能実習生、そして純粋に日本文化に興味を持つ外国人まで生徒はさまざま。当然のように時間に遅れたり、テスト中に教え合ってしまったりと、時には文化の違いに戸惑うこともあり、新しい発見の連続です。そんな中でも、生徒たちの成長を見守れることにとてもやりがいを感じています。最初は緊張して言葉少なだった生徒たちが、次第に積極的に発言するようになり、日本語で心を開いていく姿がこの仕事の醍醐味。生徒たちの笑顔や、日本が好きになったという言葉を聞くたび、この仕事を選んで本当によかったと実感しています。
日本語教師を志したきっかけは、20年ほど前に遡ります。長女と同年代のブラジル人の子どもとその母親と出会ったことから、外国人支援のボランティアを始めました。その経験から日本語教師への夢が芽生え、長年温めてきた想いでした。しかし、4人の子育てと仕事の両立で、なかなか一歩を踏み出せないでいました。コロナ禍でオンライン授業が普及したことが、私にとって大きなチャンスとなりました。学校選びでは、家族との時間を大切にできる柔軟なカリキュラムと、充実したサポート体制を求めました。その結果、自宅から通える距離にある星槎大学を選び、末っ子が保育園に通う今こそがラストチャンス!と決意を固めたのです。
オンラインレッスンの合間に家事をこなしています
星槎大学で学んだ1年間は、土日は朝9時から夕方5時まで、画面に張り付いての講義。久しぶりの勉強に、娘たちから「頭から湯気が出てる」と言われるほど必死でした。でも、この時期に得た最高の財産は、教育実習で出会った仲間たち。年齢も経験も違う私たちは、オンラインで学び、初めて対面で会った時は「芸能人に会った」かのような感動も。今では、ベトナムで教える友人が帰国する度に集まり、家族ぐるみの付き合いをしています。大学は放課後にZoomを開放してくれたり、マンツーマン指導員制度があったりと、オンラインでも温かいサポートのおかげで、充実した学生生活を送ることができました。
4人の子どもたちを育てながら、充実の毎日です
三愛友好交流協同組合 日本語教師/共生科学部 グローカルコミュニケーション専攻日本語教師養成コース/2024年卒/4人の娘を育てながら、日本語教師として活躍する村上さん。オンラインでの授業を中心に、川崎の日本語学校でも週1回教鞭を執る。近所の法律事務所でリーガルクラークとしても勤務をしており、元航空会社勤務の経験を活かして今後は航空業界志望者への日本語指導や就職支援などを行いたい、と話す。大学生から小学生までの娘たちの学校行事や習い事の送迎もこなしながら、オンラインを中心とした柔軟な働き方で、仕事と子育ての両立を実現している。
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