ウォーターフロントに佇む高級ホテルが私のステージ!
ビュッフェやアフタヌーンティーが大好きで「あんなにかわいくて、おいしいケーキが作りたい」と思っていました。その願いが叶い、現在はスイーツビュッフェが人気の「ヒルトン横浜」で働いています。ランチ、ディナーのデザートづくりや午後3時からはじまるスイーツビュッフェの準備など、忙しさの中にも好きなことを仕事にできた充実感を味わう毎日です。お客様の前で作る生絞りモンブランを担当させていただいているため、感想を耳にする機会もあり「おいしかった!」の一言でどんなに勇気づけられるかを実感する日々です。これからも成長を続け、多くの方の思い出に残るかわいくて、おいしいケーキを作っていきたいと改めて思っています。
小学2年生の時、母の発案でバレンタインにチョコレートのホールケーキを一緒に作ったのですが、それを父がとても喜んでくれたことでお菓子づくりが好きになり、それ以来、クッキーなどをたくさん焼いて近所の友達にも配るようになりました。その後、お菓子教室(月1回)にも通うようになり、小学4年生の頃には「将来はパティシエになろう」と決めていました。高校時代は部活(吹奏楽部)が忙しくてお菓子づくりを楽しむ機会は減りましたが、進路は明確だったため、1年生の後半から専門学校のオープンキャンパスに参加。「毎日実習」をカリキュラムの中心に据えたYAMANOTEでプロとしてのチカラを養うことにしました。
抹茶プリンの上に生クリームを装わせているところです
机にじっと座っているより、体を動かしながら覚えていく方が得意な私にとって、毎日、調理実習が繰り返される2年間は刺激と学びに満ちたものでした。特に1年次から行われる「メニュー考案」は印象的で班ごとに話し合ってレシピを決め、何度か試作をして味比べをするというプロセスを通して多くの気づきを得ることができたと思います。また、自分たちが考案したケーキを学内にあるパティスリーで一般のお客様に販売したり、地域の行政・教育機関・生産農家とのコラボで手づくりしたボンボンショコラを有名な百貨店で販売するという貴重な経験を通して、「現場で求められるスキルとは何か」を身にしみて感じ取ることができました。
上司・先輩方の温かい指導を受けながら精進しています
ヒルトン横浜 調理部 ペストリー 勤務/製菓総合本科 卒/2024年卒/小学生の頃からパティシエを目指そうと決めていたが中学時代は吹奏楽部(フルート、ピッコロを担当)の活動を優先し、高校も吹奏楽部が盛んな学校に進学した。そんなSさんがYAMANOTEを知ったのは、たまたま目にしたTV番組だった。その時は校名までは覚えていなかったが、記憶に残る校長先生の顔や学内に併設されたパティスリーのインテリアを手掛かりに熱心に調べてたどり着く。在学中はオープンキャンパススタッフ「ルリアン」としても活躍。その当時、相談相手になった高校生たちがYAMANOTEに入学して「頑張っています」と連絡してくれることが何より嬉しいと語る。
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