念願だったホテルパティシエになりました
ザ・キャピトルホテル 東急のペストリーで働き始めて2年目を迎えました。1年目はフルーツのカットなどをはじめとした素材の準備が中心でしたが、今年からは任せていただける作業の種類が増え、ペストリーブティック「ORIGAMI」のショーケースに並ぶケーキの仕上げやアフタヌーンティーでお出しする焼き菓子などにも携わるようになりました。新しく覚えることも多いのですが、その分、毎日が新鮮ですし、時間があっという間に過ぎていくほど楽しくて、「この仕事、私に合っている!」と実感できています。今後も学ぶべきことは数多くありますが、一つ一つの仕事を大切にして、素晴らしい先輩方に少しでも近づいていきたいと考えています。
正直なところ、高校に入学するまで自分の将来をうまく思い描くことができませんでした。そんな中で進路を決める時期になり、自分が得意なことや好きなことを生かせる分野は何だろうと考えて浮かんだのが、“手を動かして何かをつくるのが好き”ということと、“小さな頃からお菓子づくりを楽しんできた”という思い出です。もちろん、家のキッチンでつくるお菓子ですので、簡単な焼き菓子くらいだったのですが、その思い出がきっかけになり、将来、店頭で目にするようなかわいいケーキがつくれるようになったらどんなに素敵だろうという思いから、ようやく自分が目指す道としてパティシエという職業を見つけることができました。
ケーキの仕上げも任せてもらえるようになりました
YAMANOTEでは、月曜から金曜まで毎日行われる実習を通して製菓の基礎からハイレベルな応用までを段階的に学ぶことができましたが、それ以上に大きかったと感じているのは協調性を養えたことです。実習は班単位で行うためメンバーが協力し合わなければならず、自分が何をすればよいのかを周りを見ながらその場ごとに判断することが必要ですし、それが毎日のことなので自然に習慣になります。その習慣や周囲の動きに気を配る目線は今の職場でも役立っていると思います。また、自分たちで考案したケーキを実際に販売するショップトレーニングは大量のケーキをつくる際のクオリティの維持やスケジューリングの大切さを学ぶ場にもなりました。
毎日実習で蓄えた知識・技術をさらに磨いていきます
ザ・キャピトルホテル 東急 ペストリー 勤務/製菓総合本科 卒/2024年卒/高校入学後、思い悩んだ末にパティシエになろうと決めたMさんだが、学校選びに関して直感を優先させ、“この雰囲気は自分に合う!”と確信したYAMANOTEに入学。実家からでは通学に2時間以上かかるため都内での一人暮らしを選択し、ファストフード店や銭湯(番台や清掃)でアルバイトをしながら学習。パティシエに求められる技術を身につける「毎日実習」はもちろんだが、「デザイン」「ドリンク」などの授業も興味深く学ぶことができたと言う。卒業後は“ケーキだけでなくコース料理のデザートもつくれるホテルパティシエになりたい”という希望を叶え、昨年より現職。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。