パティシエとしての第一歩を踏み出すことができました
2025年4月、国際的なラグジュアリーライフスタイルホテル「東京エディション虎ノ門」に入社しました。現在は、アフタヌーンティーや朝食のアラカルト(フレンチトースト、パンケーキ、クロッフル)、コース料理のデザートなど、ホテルパティシエならではの幅広い業務に携わっています。心掛けているのは、どれほど大量のケーキやスイーツをつくる時でも、一つひとつに真心を込め、丁寧に仕上げるということ。まだ、覚えなければいけないことばかりですが、少しずつ任せてもらえることが増えていくことに喜びを感じています。私が手掛けたケーキを食べながら特別な時間を過ごしているお客様がいらっしゃると思うと大きなやりがいを感じます。
小学5年生の頃、お菓子づくりを趣味にしている友達に誘われて彼女の家で一緒にクッキーを焼いたことがあります。その時の楽しさが頭から離れず自分の家でもつくるようになりました。つくる楽しさに加えて家族が笑顔で“おいしい”と言ってくれることが嬉しくて、すっかりお菓子づくりが好きになりました。その後はネットの動画を参考にしてケーキづくりに挑戦するようになり、中学生になると家族のバースデーケーキをつくることが私の役目になっていました。それらのケーキは写真に撮って友達にも見てもらっていましたが、やがて“これを仕事にしたい。誰かを笑顔にできるパティシエになろう!”と考えるようになっていきました。
お客様の笑顔を思い浮かべながら丁寧に仕上げます
製菓に関する基本的な技術だけでなく、フランス、オーストリア、オランダなど、さまざまな国の伝統的なケーキのレシピを知ったことで知識の幅も想像力も大きく広がったと感じています。また、食品衛生や時間管理など現場に出てから必要とされる知識も数多く学ぶことができました。さらに、校舎内のカフェで実際にお客様にケーキを販売するショップトレーニングでは、貴重な経験をすることもできました。メンバーがアイデアを出し合い、試作を重ね、最終的には大量の仕込み、仕上げをしていくという、プロさながらの仕事を経験。そのとき私たちのグループがつくった「ティラミスムースタルト」の評判は良く、大きな自信になりました。
任せてもらえることが増えていくので毎日が楽しい!
東京エディション虎ノ門 勤務/製菓総合本科 卒/2025年卒/小さな頃から手先を使う作業が得意だったWさん。お菓子づくりの楽しさを知ってからは夢中になり、中学生の頃にはお気に入りのキャラクターを模したケーキなどにも挑戦するようになる。製菓を学ぶ環境としてYAMANOTEを選んだのは、実習量の豊富さ、設備の充実ぶり、先生と学生の親密さなどに魅力を感じたからと言う。卒業後はマリオット・インターナショナルが運営する国際的ホテル「東京エディション虎ノ門」でパティシエとしてのキャリアをスタートさせた。ゆくゆくは、お客様と身近に接することができる「街のケーキ屋」を開業したいと考えている。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。