「パティスリー NAOHIRA」でパティシエとしての第一歩を踏み出しました。現在は、大きな型で作ったムースやホールケーキのカット、つや出しと乾燥を防止するためにケーキやムースの表面をコーティングするグラサージュという工程を担当しています。シェフや先輩方の指導を受けながら仕事に慣れることに必死な毎日ですが、任せてもらった仕事のスピード・精度が上がっていくことを実感することがあり、それが、もっと頑張ろうという意欲に繋がっています。そして、お客さまの「おいしかったから、また買いに来たよ」の言葉が一番の喜び。これからも知識と技術を磨き、いつかはオリジナル・ケーキを考案できるようになりたいと思っています。
毎日の実習を通して数多くの菓子・ケーキを知り、その作り方やおいしくするコツなどを基礎から学ぶことができました。印象に残っているのは学内のパティスリーで一般の方に販売するケーキを作る「ショップ・トレーニング」というプログラム。グループで話し合いながらレシピを考えてカタチにしていくのですが、思うような食感が出せずに頭を抱えたこともあります。そんな時に頼りになるのがYAMANOTEの先生方。材料の配合や温度管理を熟知した先生からのアドバイスによって課題を乗り越えられたことが何度もありますし、入学前に思い描いた以上に実習に没頭することでパティシエとして現場に立つ準備がしっかりできた2年間だったと思います。
小さな頃からスポーツが好きで、高校では身体の仕組みやトレーニング理論、スポーツビジネスなどを学ぶコースに進学しました。しかし、自分がスポーツの分野で働くようになったとしても、中学校でバレーボール、高校でバトントワリングの部活を楽しんだように仕事を楽しめるだろうかと疑問に思うようになりました。それなら幼少期から親しんだお菓子作りを仕事にした方が、より自分らしく、そして楽しく生きられるのではないかと思ったことがパティシエを目指すきっかけでした。その道のりの中で、たとえ悪戦苦闘することがあっても、それさえ楽しみに変えられると思えたのがケーキ作りだったのです。その思いはYAMANOTE時代も今も変わりません。
パティスリー NAOHIRA 勤務/製菓総合本科 卒/2022年卒/小さな頃から絵を描いたりお菓子を作ったりするのが好きだったKさん。高校時代にパティシエになろうと決意してYAMANOTEに入学。学校選びの決め手はオープンキャンパスに参加した際に感じた先生方、先輩方の温かくて親しみやすい雰囲気と、「毎日つくる実習」で実践力を養っていくカリキュラム。また、校舎がキレイで実習施設が充実していることにも強く惹かれた。さらに、「渋谷という立地を含めた恵まれた環境の中で学べることが学習のモチベーションにもなりました」とも語っています。現在、東京都大田区の地域密着型のパティスリーで活躍中。