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京都薬科大学、企業提示のテーマ「食×薬」に基づき学生がオリジナル製品を提案
2023/2/28
京都薬科大学では、2022年12月9日(金)、3年次生の希望者31名が受講する選択制プログラム「社会人力養成講座」の最終プレゼンテーションが行われた。

この講座は、実社会で取り組まれているリアルな課題に対して、グループで解決方法の立案・発表をすることを通して「社会人力」を学ぶことを目的に、2019年度から実施しており、今回で4回目となる。全10回で構成される本講座では、協力企業から提示されたテーマに従って、学生3~6名ずつのグループごとに新たな製品の企画立案・発表を行う。



今年度は、協力企業であるMeiji Seika ファルマ株式会社から「医薬品会社として『食×薬』を活かした新たな製品を考える」というテーマが提示され、受講生たちは、市場調査の方法や企画立案における視点、プレゼンのコツに至るまで、講師から指導を受けながら、最終プレゼンに向けて準備を進めてきた。



当日は、1講時と2講時で各3グループずつの発表が行われ、「アレルギー耐性獲得療法用のお菓子」や「高齢者向けのプロテイン入りトローチ」といった、これまでに学んだ薬学の知識を生かしながら、オリジナリティあふれる企画が提案された。



プレゼンでは、実社会と同様に、単に斬新なアイディアであるだけでなく、市場にどのような課題があり、どうすれば解決できるのか、他社および自社製品との競合など、明確なエビデンスに基づいた提案となっていることが求められる。それらの視点を踏まえて、協力企業による審査・講評が行われ、各講時の1位と2位のグループには景品が贈られた。



プレゼンを終えた受講生からは「時間がない中での資料作成が一番大変だった。プレゼンは、話すのが好きなメンバーが多くてスムーズにできた」、「中間発表はボロボロだったけど、そこから2週間で、皆でブラッシュアップしていった」などの声が聞かれ、プレゼンを終えた安堵とともに、グループで協力してやり遂げた達成感も垣間見えていた。

協力企業の担当者からも「非常にレベルの高い発表が多く、質疑の際もどのような質問をすべきか考えさせられた」との評価をいただき、受講生にとって、実践的に企画提案のプロセスを学ぶ貴重な機会となったようだ。



12月16日には、最終プレゼンを含めたこれまでの振り返りが行われ、今年度の講座全10回が締めくくられた。



2022年度「社会人力養成講座」概要

■講義日程

(1) 9/16 (金) オリエンテーション

(2) 9/30 (金) テーマ発表(協力企業参加)

(3)10/7 (金) 調査の方法

(4) 10/14(金) 調査まとめ

(5)10/21(金) プレゼン準備

(6) 11/4 (金) 企画策定

(7)  -   個別フォロー(講師とメール等でやりとり)

(8) 11/25(金) 中間発表

(9) 12/9 (金) 最終発表(協力企業参加)

(10) 12/16(金) 振り返り



■参加者 3年次生 31名



■講師と協力企業

講  師: 松田 剛典(一般社団法人キャリアラボ)

協力企業: Meiji Seika ファルマ株式会社



■詳細リンク先(https://www.kyoto-phu.ac.jp/news/detail.html?itemid=1182&dispmid=910&TabModule987=0)
京都薬科大学(私立大学/京都)
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