学校の特長
素材や手法にとらわれない「領域横断」で新しい芸術表現を学ぶ
本学は基本理念の一つに「新しい芸術領域の創造」を掲げ、従来の美術大学とは異なる素材や技法によらない「5つの専攻による学び」、1・2年次に幅広く基礎力を深めながら3・4年次に所属する専攻を絞り込む「領域横断のカリキュラム」を特徴としています。学生は総合入試によって専攻を決めずに入学し、1・2年次には基礎と教養を身につけながら、5つの専攻が掲げる表現を学ぶ「現代芸術論」、専攻別の実制作を経験する「現代芸術演習」を通じて基盤となる知識や技術、複合的な視野を身につけます。そして3・4年次には1つの専攻に所属して専門の学びを深め、新しい領域を切り拓くことのできる表現の軸と創造力を身につけていきます。 |
登録有形文化財として登録されている旧国立農業倉庫を実習棟として活用
ガラス、木工、彫金、鋳金などの作業場や学生の作品制作スペースである実習棟は、旧国立農業倉庫棟を活用したユニークな施設です。その建物は昭和初期における木造の建築工法の倉庫棟で、1992年に秋田県の近代化遺産として認められ、2000年には国の登録有形文化財として登録されています。そのうちの一つである「アトリエももさだ」では、学生らの作品展示や活動の様子を見ることができます。その名称は、キャンパスのある新屋地区の昔の地名「百三段(ももさだ)」に由来し、これに美術工芸作家の作業場を意味する「アトリエ」をミックスしたもの。懐かしく温もりのある文化遺産として広く市民に親しまれています。 |