幼稚園に就職してもうすぐ丸1年。他の先生と一緒に2歳児のクラス16人を担当しています。園での仕事は、毎日同じ流れのようでいて、実は変化がたくさんあり、1日1日がとても新鮮です。なかでも子どもたちの成長を実感できることは、この仕事ならではのやりがいだと思います。ひとりでトイレに行けるようになったとき、苦手だったお野菜が食べられるようになったときなど、毎日のように生じる「変化」と「成長」が、仕事への意欲につながっています。また、子どもたちの行動や考えに、はっとさせられたり、「なるほど」と思わされたりと、仕事を通して私自身も成長していることを実感しています。
お菓子作りが好きだったので、パティシエにも憧れていたのですが、高校時代に「発達と保育」という授業を受けたことをきっかけに、保育の仕事に興味を持つようになりました。授業を通じて、もっともっと子どものことを知りたいと思いました。学校を選ぶ際には、複数の学校のオープンキャンパスに参加しました。大宮こども専門学校は先生と生徒の距離がとても近くて、その雰囲気のよさは、他のどの学校よりも魅力的でした。自宅のある群馬から本校までは片道2時間かかり、通学は大変でしたが、それ以上に「ここで学びたい」という想いのほうが強かったです。入学してからも、イメージ通りの学校だったので、目標に向けて頑張ることができました。
学校で学んだことで、今いちばん役に立っていると実感しているのは、やはりピアノです。入学した頃はほぼ初心者でした。弾けるようになるのかとても不安でしたが、基礎からしっかり教わることができたので、今は毎日のようにピアノを弾きながら子どもたちと一緒に歌っています。また、スクーリングの授業では、レポートを書くことが多かったのですが、それにより文章力が身についたように思います。園では、おたよりノートやクラスだよりなど、毎日のように「手書き」の仕事がありますが、その際もとても役立っています。専門学校での2年間はあっという間でしたが、密度の濃いカリキュラムのひとつひとつが今の自分の力になっています。
学校法人 白ばらリズム学園 認定こども園 白ばら幼稚園 勤務/保育科/2017年3月/「遠距離通学も苦にならないほど、楽しく充実した学生生活でした」と学生時代を振り返る吉野さん。卒業後、地元群馬の幼稚園に就職し、現在に至る。「大宮こどもには実習や就職活動時にエリア担当の先生がいるので、とても心強かったです。実習中に様子を見にきてくれたり、相談に乗っていただいたり、本当にお世話になりました」。現在は元気いっぱいの2歳児クラスを担当。「この子どもたちが卒園するときに、もう一度担任として受け持つことができたらいいな、と思っています。初めて受け持った子どもたちなので、卒園するときは感慨深いものがあるでしょうね」。