
まず基礎となる伝統菓子を学んでから、応用編となる現代菓子へ。DAICHOでは洋菓子を体系的に学びます。2年次からのコースもより細分化され、私の専門分野であるピエスモンテをはじめ、それぞれの実務家教員の得意分野を活かした細やかな指導が行われます。授業は基本2~3人の班で課題に取り組むので、情報共有や役割分担のためのコミュニケーションは必須。自分の作業にしか意識が向かず、仲間の状況を知ろうともしない、そんな姿勢のままでは、社会に出てもただ指示を待つだけの人になってしまいます。全員で目標を共有し、段取りや流れをイメージし、次にすべきことを自分で判断して動く。大量生産が求められる本番ショップ実習などを通じて、技術も心構えも、両方ともしっかりと磨けば、パティシエとしての未来を拓く確かな力が養えるはずです。

オープンキャンパスでは実際にケーキやタルトのデコレーション体験も。楽しさがパティシエへの入り口です
全国の自治体や海外の団体、各種企業とコラボした商品開発やイベント参加の機会が多いDAICHO。商品企画の授業では代表作品を選抜し、選ばれたチームは、海外のVIPや企業経営者を前にプレゼンテーション。採用作品は実際に販売されることも多いので、貴重な経験になります。また、本番ショップ実習の授業では、1年次は学内、2年次には学外の商業施設での販売に挑戦。商品企画に加え、原価計算や大量製造、店舗運営から接客販売まで、すべて学生主体で進めます。仲間と協力し合いながら製菓技術と社会性を磨く実践の機会となっています。

様々なフルーツをはじめ、素材の扱い方なども丁寧に指導。同じ材料でも同じ味にならない奥深さが魅力です
知らないことを放置する先に成長はありません。知らないから「確認する」。わからないから「質問する」。周りの仲間とつながる言葉遣いを意識するだけで、未来の自分を取り巻く環境は変わります。私が保証します。
専門:製菓(洋菓子)・商品開発
「ヒルトン大阪」でパティシエとしてのキャリアをスタート。在職中は高い技術と感性を活かし、独創的なケーキやディスプレイ作品を数多く手がける。26歳で自身の洋菓子店をオープンし、メディアでも注目を集める存在に。2019年よりDAICHOの実務家教員に就任。パティシエや経営者としての幅広く豊富な経験は、学内だけでなく学外からも高く評価され、様々なオファーが絶えない。
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