DAICHOを卒業して、地元である大阪府大東市に自分の店をオープンしました。コンセプトは「魚のおいしい居酒屋」。旬の新鮮な魚介類や無農薬野菜を使った料理と、こだわりの日本酒や焼酎も取り揃え、ご家族で楽しめるお店にしました。従業員ではなくオーナーなので、責任の重さは今までと比較になりません。お店に関わること全部が自己責任。大変なことも多いですが、自分のやりたいように、思う通りに続けていけるのがいい!このストレスフリーな環境が自分には合っている気がします。失敗を恐れて挑戦する前にあきらめてしまわず、チャレンジを繰り返して、成功体験を重ねたいと思っています。
「料理を作る」ことを家族に勧められて、初めて、調理師を目指す決意をしました。DAICHOでは毎日実習があり、道具の名前を覚えることから、勉強スタートです。特に和食の技術で、実習後の桂剥きなどを練習しました。就職活動時は、担任や日本料理の先生が親身になって「この企業はどうか?」「こんな働き方があるが」と提案してくれたのが有難かったですね。そんなサポートもあり、卒業後は、ホテルの和食部門で技術を磨きました。将来自分の店を持ちたいと考えていたので、就職後もその目線で業務に励みましたね。
学校で学ぶのは「自己投資」だと思うんですよね。だから、学校選びの際は時間もかけた学費も無駄にならないように「実習量の多い学校で、しっかり技術を磨く」ことが大切だと感じました。大阪調理製菓専門学校では、技術と理論(料理がおいしくなる仕組み)をリンクさせて学ぶんです。だから、毎日器具や食材に触れて先生から教わったことを自分自身で身につけていくことができる。この業界は技術や知識があれば、どんどん活躍できる業界です。若いうちにしっかりとスキルを身につけて、この業界で活躍してください。
酒房群青 オーナー/調理師科 卒/2012年卒/大阪調理製菓専門学校では、毎日実習などで技術と知識を磨き、1年間の学びで調理師免許を取得。その後、ホテルをはじめとした業界での経験を経て、2019年9月に馴染み深い地元を盛り上げたい、恩返しがしたいという気持ちから和食を中心とした自分の店をオープン。新鮮な魚が美味しく味わえることや美しい盛り付けなど来店客の評価も高く、満席も多い。現在は、8名の従業員とともにお客様をおもてなし。自分の店で働くことを通じて「調理の仕事の面白さや接客のやりがいも感じてもらいたい」と語る。