新郎様が韓国人、新婦様が日本人というカップルを担当したときのことです。国際結婚ということもあり、コミュニケーションがうまくとれなかったり、挙式に対するご希望が異なっていたりと、一時は挙式を取りやめそうになったんです。それでも何とか当日を迎えられ、無事に披露宴がお開きになったとき、ロビーで新郎新婦にお会いした瞬間、号泣してしまいました。「式を挙げられたのはあなたのおかげです」と言って涙を流すお二人を見たとき、この仕事をやっていて良かったと心から思いました。約半年間の打ち合わせをご一緒して、挙式当日、新郎新婦様やゲストの皆様の笑顔を見られることが、私にとってのやりがいです。
授業で学んだことはすべて今の仕事の役に立っています。授業以外にも、模擬挙式やショーなどいろいろな行事やイベントのリーダーを任された経験も、大いに活かされていると思います。高校時代は、リーダーなどの経験は一切ありませんでしたが、東京ウェディング&ブライダル専門学校で先生に「君に任せたい」と背中を押してもらったことで、人前に出る機会が増えました。そのおかげで、積極性やコミュニケーション力、人を引っ張る力や周りを見る力などが身についた気がします。そして「笑顔!」。いつも笑顔でいてくれた先生の真似をしていたせいかもしれませんね。
この学校を選んだ理由は、ブライダルの知識だけでなく美容関係の技術も身につくから。今はブライダルコーディネーターとして結婚式に関わっていますが、今後は専門学校で総合的に勉強した美容を生かしたブライダルメイクなどにもチャレンジ、今とは違う角度から結婚式を作っていきたいと考えています。そのためには、まだまだ現場でいろいろなことを経験する必要があると思っています。将来は、オールマイティに活躍できるようになれたらいいですね。でも一番の夢は、私自身が“最幸の”結婚式をすることです!
CELES高田馬場 勤務/ブライダルプロデュース科 ウェディングプランナーコース(現・ウェディングプランナー科 )/2011年卒/専門学校を卒業後、CELES高田馬場に入社した袖野さん。ブライダルコーディネーターとして、月に4組、年間で60~70組もの新郎新婦を担当、挙式・披露宴について打ち合せを担当する忙しい毎日を送っています。袖野さんが仕事をするうえで心がけているのは、お客様の気持ちに寄り添うこと。信頼関係が築ければ、問題が起きたときにもスムーズなコミュニケーションがとれると話します。