看護師資格を取得した後、「保健室の先生」である養護教諭を目指す老山さん。「体のことだけではなく心にも寄り添うため、生徒に信頼される教諭になりたい」と語る彼女に夢を追いかける毎日を紹介してもらいました。
先生が1学年5~6名の学生を担当するSG(スモールグループ)制度があり、定期的に1対1で話をして勉強以外のことも相談しています。私は看護師資格を持った養護教諭になるために卒業後は他大学への進学を希望しているのですが、看護師を目指す友人たちは先に就職先が決まっていくため、不安になることも。そんな時に励ましてくれたのも先生でした。就職係の職員の方も過去問をくださるなど学校全体でサポートしてもらえます。
患者さんと同じように心音を聞くことができるシミュレーション人形などがあり、3年次の臨地実習で患者さんと接した時もスムーズに対応できました。実習先の病院では、普段あまり接点のない年代の患者さんもいるためコミュニケーションに悩むこともありましたが、病院の先輩看護師にアドバイスを頂きながら上達!この学びを活かし、卒業論文は「マスクを着用した状態での言葉以外のコミュニケーション」について研究しています。
医療系大学ならではの多職種連携教育では、4学科合同で実際の患者さんを想定した事例に取り組みました。テーマは、「患者さんが検査室まで移動し、安全に検査を終えるにはどうしたらいいか」。他学科生とディスカッションし、看護師ならではの視点、逆に私が気付かなかった視点を知り、他職種への理解を深めました。この学びを通していろんな人の立場で物事を考えることで「生徒に信頼される養護教諭を目指したい」と思いました。