犬と猫を専門に二次診療と夜間救急診療を行う動物病院で、私は外科に所属しています。外科では手術中の器具出しや採取した腫瘍の管理、出血量の計量等を行っています。また、面会にいらした飼い主様に入院動物の様子をお伝えすることも大切な業務です。大学で学んだ動物看護の知識や技術はもちろん、飼い主様との接し方や気持ちの察し方は、動物へのケアと同じくらいとても大切です。少しでも飼い主様が笑顔になってくれるよう、動物看護師である私自身ができることを考え、行動するよう心掛けています。
「動物が好き」「医療にかかわりたい」という思いから、動物看護師の道を選びました。この動物病院には男性の動物看護師が6名在籍し、10年以上のキャリアを積まれている方もいます。自身のキャリアやスキルアップの目標となる先輩が身近にいることはとても刺激を受けますし、自身の成長にも繋がっています。
実習授業が多いので、動物看護の力がしっかり身につきました。動物医療の現場では、動物看護師が診察・治療をすることはありませんが、獣医師が何の目的で器具を使い、どのように処置しているのかを理解することができるので、その後の対応をスムーズに進めることができています。また、動物医療に関する知識だけでなく、飼い主様との接し方や言葉遣い、気持ちの察し方なども学生時代に学ぶことができたので、人間的にも成長できたと感じています。
公益財団法人 日本小動物医療センター勤務/ヤマザキ学園大学(現 ヤマザキ動物看護大学)動物看護学部 動物看護学科/2017年3月卒/(動物看護師の資格についての記載内容は22年4月以前の情報です)