捻挫や突き指をしたとき、接骨院と病院のどちらに行こうか迷ったことはありせんか?その違いを簡単にいうと、接骨院で施術にあたる柔道整復師は、いわば骨や筋肉・関節の専門家です。病院では診断は医師、リハビリは理学療法士など役割が分かれていますが、柔道整復師は基本的に診察からリハビリまで一貫して携わります(症状によっては病院と連携することもあります)。
私はこれまで柔道整復師として活動してきた経験を活かして、学生たちに指導を行っています。患者さんの問診に始まり、マッサージなどの手技、機械を使った物理療法、回復期のトレーニングなど、柔道整復師の仕事の幅は広く、覚えることは多岐に渡りますが、同時にそこが面白さでもあります。学生たちには知識だけでなく、実践で使える技術も伝えていきたいと思っています。
柔道整復治療やケアなどに用いる手技は、基本的なものだけで約25種類にのぼります。村越先生の授業ではまずデモンストレーションを見てイメージを掴み、次に学生同士でペアになって施術し合います。「1年次は簡単なストレッチで、どこにどんな筋肉がついているのかを実感します。私のデモは動画撮影もOK。繰り返し見て技術を吸収してもらいます。2年次からは国家試験に向けて専門性を深めます」と村越先生。併せて物理療法で使用する機械の使用方法も学習。急性外傷・慢性疾患どちらについても基礎実技・応用実技を学んでいきます。
高齢化社会を迎える今、予防介護の必要性が高まり、柔道整復師の知識と技術は一層必要とされています。国試合格率・合格者とも業界をリードする本校で使える技術を学び、社会で活躍する柔道整復師を目指しませんか?
青森県出身。フィットバランス療術学院で学んだのち、トレーニングジムおよび整体院の経営に携わる。より人体や治療について学びたいという思いから、東京柔道整復専門学校に入学。幅広く技術と知識を学び、柔道整復師<国>に加えて介護福祉士<国>、トレーニング指導士などの資格を取得する。現在は教員として、東京柔道整復専門学校で後輩たちの指導にあたっている。