私が柔道整復師を目指したのは、学生時代ソフトボールに打ち込んでいた際にケガをした経験から。現場ではメディカルトレーナーとして選手やチームと関わり、選手が少しでもいい状態で試合に臨めるよう、外傷の応急処置やテーピングなどを行ってきました。この業界は、どんな現場に身を置いたとしても人間としてのたくましさがなければ生き残っていけない世界です。自分で考えなければならない場面も多いので、学生のうちからそれらを身につけられるよう指導しています。
柔道整復師の方にお世話になったことがきっかけでこの資格取得を目指す学生が多く、イメージとしては体を動かす仕事だと思っているようですが、実際は技術の裏に膨大な知識が必要です。学生たちが将来スポーツの世界で活躍できるよう、できる限りの手助けができたらと思っています。
テーピングやウォーミングアップ、ストレッチなどの実技の授業を担当する大野先生。20人前後の学生が2人1組になり、先生のお手本を見ながら実際に体を動かして学びます。最初はわかりやすいストレッチから始め、ウォーミングアップ、筋肉、骨、マッサージや触診といった手技療法など、1年をかけて指導。座学や他の授業での学びが実技に結びつくような、そんな授業を心がけています。学生一人ひとりに確実に技術を身につけてもらうため、じっくり取り組める工夫といつでも質問しやすい雰囲気づくりを大切にしているそうです。
スポーツトレーナーを目指したい、治療がしたいというなら医療資格の取得がお勧めです。スポーツ関連の授業が豊富な本校なら、実践的な学びが得られます。全力でサポートしますので、一緒に夢を叶えてみませんか?
専門:柔道整復師、アスレティックトレーナー 略歴:東京メディカル・スポーツ専門学校卒業後、柔道整復師として接骨院で働きながらアスレティックトレーナー資格を取得。社会人アメフトチームや日体大女子バレー部、明治大学柔道部選手などに柔道整復師・アスレティックトレーナーとして関わり経験を積む。その後日本代表セーリングチームに帯同するなどトレーナーとして第一線で活躍。現在は母校の講師として後輩の育成にあたる。