学校の特長
患者を様々な視点から総合的にとらえ、看護を実践する手法を学びます
看護には、患者の回復に求められる環境の整備に加え、多角的な視点が求められます。まず、患者を「健康に生きる権利を持った主体者」として、生活と労働の場でとらえる“患者観”、病気の発生を生物学的要因と社会的要因の両面からとらえる“疾病観”、そして環境を変革し、自らの生存の条件を創り出し発達する存在であるとした“人間観”。これらを備え、もっとも困難な状態におかれている人々の命と人権を守る看護師を育成するために、ソワニエ看護専門学校では問題基盤型学習方法(PBL)を用いた看護技術の総合演習や、グループ学習を通して看護の手法を学ぶ「周手術期看護演習」など、実践的な演習を導入しています。 |
感性を育む1年次、2年次でわかる喜びを味わい、3年次は自己の看護観を身につけます
1年次は人体や病気、看護の成り立ちを理解し、日常生活を援助できる基本的な技能を習得します。同時に、看護に携わる者に求められる感性や思いやりの心を醸成。基礎看護学概論や、基礎看護技術と地域看護学により、基礎的な知識を確実に身につけ、9月に行われる実習に臨みます。2年次に入ると、成人看護学(I~V)など専門領域の学習を深め、また行事や自治会などを通して指導的な役割を果たせる力を身につけます。3年次は自己の課題を明確にし、看護の統合と実践を学びます。実習に取り組み、患者さんや家族を取り巻く社会的背景に目を向けながら健康問題の本質を考え、自己の看護観を身につけます。 |