身体の働きを表すアニメを作って生理学を楽しく教える先生／東京呉竹医療専門学校【スタディサプリ進路】

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東京呉竹医療専門学校

トウキョウクレタケイリョウセンモンガッコウ

旧校名　東京医療専門学校　2024年4月名称変更

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身体の働きを表すアニメを作って生理学を楽しく教える先生

鍼灸科・鍼灸マッサージ科／三村直巳先生

■先生の取組み内容
テーマは「お灸はなぜ効くのか？」。はり師・きゅう師の資格を取った後、大学の生理学講座で、この研究を13年間行いました。人体には体内に入ってきた異物を排除するための機能＝「免疫」が備わっていますが、免疫が不調をきたすと発症する病気に「自己免疫疾患」があります。私は、自己免疫疾患の関節炎になったマウスの「命門」というツボにお灸をすえ、症状がどのように改善するか調べるとともに、お灸によって免疫を抑制する細胞の一つが増えていることをつきとめました。この研究で博士号を取得しています。近年、生体反応の多くが温度で制御されていることが分かってきています。お灸は温度刺激を与える療法であり、お灸で温度を駆使することで身体に多くの反応を起こせる可能性が広がることに、大きなロマンを感じています

■授業・ゼミの雰囲気
楽しい授業がモットーの通称“お灸博士”。学生の反応の良さが次のアニメづくりのモチベーションに

「鍼（はり）の即効性に注目する学生は多いですが、お灸は何度も受けるとじわじわ効果が現れ、持続性もあります。身体を根本から変えられるお灸の可能性に、もっと気づいて欲しいですね」と三村先生。座学では生理学や病理学など基礎医学系の科目を担当しています。「生理学は身体の正常な機能を扱う学問で、どこかに異常があると病気の発症につながっていきます。この壮大なストーリーを授業で伝えることが好きなんです」と話す先生は、手作りのアニメを使って免疫の仕組みなどを説明。見るだけで楽しく理解できるように心がけています。

■キミへのメッセージ
自分の専門分野を持ち、その第一人者になって活躍して欲しい

鍼灸の可能性は無限大です。美容鍼でもトレーナーでも何でもいいから専門性を追求してください。卒業生には新分野を開拓している方がたくさんいます。スペシャリストとなって後輩を指導してくれることを期待します。