日々子どもたちと関わる中で、成長の瞬間に数多く立ち会えることが一番のやりがいです。昨日はできなかったことが今日にはできるようになっていたり、最初は不安そうにしていたのが挑戦する姿にかわっていたりする瞬間に立ち会え、そしてその喜びを子どもや保護者と分かち合えるのは、この仕事ならではの魅力です。また、保育を取り巻く環境は常に変化しているため、新しい知識や技術を学び続ける姿勢も欠かせません。勤務先は研修制度が充実しており、幅広く学べるシステムがあります。それらを活用し専門性を高めたいと考えています。仲間と協力しながらより良い保育を実現できる保育士をめざし、子どもと共に成長し続けていきたいです。
神戸常盤大学では、理論的な学びと実践的な経験を通した学びの環境が整っており、理論と実践がつながる実感を得ながら学びを深めることができました。特に、本学子育て総合支援施設「KIT」や地域の親子対象のゼミ活動では、仲間と絵本を題材におはなし劇を創作し、小道具や台本等を手作りして実践しました。子どもはもちろん保護者の反応を間近で感じることができ貴重な学びとなりました。また、少人数教育ならではの先生方の丁寧な指導や親身なサポートも心強く、就職活動においては毎日のように面接練習に付き合っていただき自信をもって試験に臨めました。挑戦の積み重ねと実践的な経験は、今の保育士としての自分の基盤になっています。
安心・安全な保育環境を保つため、日々の学びが大切
保育士という仕事を選ぶうえで大切なのは、柔軟性と観察力を持つことだと思います。子どもは必ずしも予測どおりに成長したり行動したりするわけではありません。一人ひとりに合わせて臨機応変に対応し、ささいなしぐさや表情の変化を丁寧に観察できる力があれば、子どもは安心かつ安全にのびのびと園生活を過ごせます。その積み重ねがさらなる成長につながります。また、学生時代には「挑戦を恐れない」姿勢で多くの場で人と関わる経験を積んでほしいです。学内だけでなく、ボランティアやアルバイトなども将来の力につながります。「後でやろう」と先送りせず、今できることに前向きに取り組む姿勢が、保育職を選ぶ上での基盤になると思います。
子どもたちの製作物。一人ひとりの個性を伸ばしたい
聖隷福祉事業団 野上あゆみ保育園/教育学部こども教育学科/子どもの頃から、年の離れた弟の世話を率先して楽しみながら行っていた経験や、自身が通っていた保育園の先生への憧れが、荒木さんの保育士としての原点です。本気で保育士を目指すため、保育・教育の現場を身近に感じながら学べる環境が充実した神戸常盤大学へ進学しました。常に挑戦することを意識し、学生時代はゼミでの子育て支援活動や部活動、オープンキャンパスでの学生スタッフ活動などにも参加。積極的に人と関わることで身についた人間観察力や状況に応じた対応力は、保育士にとってなくてはならない力として活かせているそうです。
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