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  • 金 貞姫さん(保健科学部 医療検査学科/臨床検査技師)

私立大学/兵庫

コウベトキワダイガク

先輩の仕事紹介

病気の早期発見や、より良い医療や人の健康に貢献できる仕事に誇りを持っています

臨床検査技師
保健科学部 医療検査学科
金 貞姫さん

この仕事や研究の魅力・やりがい

臨床検査技師の仕事の魅力は、迅速かつ正確な検査を通じて診断や治療に直結するところです。私が担当する血液学的検査では、科学技術・検査の進歩により遺伝子検査など高度な検査が導入されていますが、これらはスクリーニング検査の段階では実施されていません。特に、進行が速く病状が急激に変化する造血器腫瘍において早期治療が鍵となるため、異常を迅速に捉え、精密検査や治療へとつなげる役割が極めて重要です。また、検査業務に留まらず、日常の疑問を研究として深掘りし、新たな診断法や治療法の開発に携われる点も大きな魅力。検査技師としての知見を臨床に還元し、より良い医療と人々の健康に貢献できることにやりがいを感じます。

学校で学んだこと・学生時代

在学中に印象に残っているのは、子宮頸がん予防啓発活動です。病理の授業で、子宮頸がんが20~30代で増加していること、そして検診によって予防可能であることを学びました。この知識を活かし、医療検査学科の仲間と共に「神戸常盤Love-49サポーターズ」を発足し、学生主体の啓発活動を始めました。具体的には、検診の重要性を広めるための情報発信や、若年層の意識向上を目指した取り組みを行いました。こうした活動で得た経験は、現在、臨床検査技師として働く中で、検査の重要性を伝える姿勢にも深く影響を与えており、患者や社会への啓発の大切さを実感しています。

コントロール血球を測定し精度管理を行っています

分野選びの視点・アドバイス

最初に選んだ分野が必ずしも最終的な選択肢である必要はなく、学びを深める中で新たな興味が見つかることもあります。私自身、神戸常盤大学に入学したきっかけは「細胞検査士」に興味を持ったことでした。しかし大学の血液学の授業で感じた血液学の魅力が大学院進学を後押しし、血液・腫瘍内科学を専攻し、現在に至るまで研究を続ける基盤となりました。進路選びで大切なのは自分が何のために何をしたいのかという目的や理由をしっかり持つことです。 また、社会は多様に変化しており、臨床検査技師は病院での勤務のみならず、様々な形で社会に貢献することが求められています。そのため広い視野と柔軟な考え方を持つことが重要だと考えます。

血液中の細胞の種類や形態を顕微鏡で観察

金 貞姫さん

神戸大学医学部附属病院 検査部/保健科学部 医療検査学科/日本人の死因の第一位ががんであると知り、がんで苦しむ人々に貢献したいと考えるようになった金さん。進路選択の際、診断を支える臨床検査技師の役割に興味を持ち神戸常盤大学へ進学。大学では血液学に強く興味を持ち、その後は名古屋大学大学院医学系研究科へ進んだ。「大学院を目指す際、神戸常盤大学の先生方に大学院の過去問の解説や英語の試験対策、志望理由書の添削など多方面で支援していただきました」と当時を振り返る。血液・腫瘍内科学講座修了後は神戸大学医学部附属病院で臨床検査技師として勤務。現在は1日1000件を超える血液学的検査業務を担当し、研究活動にも励む。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先輩が学んだのは…

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