子どもの成長を支える「体操の先生」という仕事
幼児体育インストラクターとして、幼稚園や保育園を訪問して子どもたちに体操を教えています。体の動かし方や逆さ感覚を養うだけでなく、達成感を味わってもらったり、努力の大切さ、人間力を高めるお手伝いをするのが私の仕事です。この仕事の一番の魅力は、子どもたちの「できた!」という瞬間に立ち会えること。例えば、縄跳びが苦手だった女の子が、私のちょっとした声かけや励ましをきっかけに、次の週には一人で跳べるようになっていた、ということがありました。先生から「中村先生に褒められたのが嬉しくてずっと練習してたんですよ」と聞いたときは本当に感動しましたし、「苦手」に向き合あってくれた気持ちが何よりも嬉しかったです。
昔から子どもと遊んだりするのが好きで、「将来はこどもに関わる仕事がしたい」という思いから、札幌こども専門学校へ。幼児体育インストラクターを目指したのは、専門学校時代の実習がきっかけです。園に外部のインストラクターが来られて、サッカーや体操を教えている姿を見た時、子どもたちが本当に楽しそうに体を動かしていて「こんな風にこどもたちと関われる仕事がしたい」と思い、今の道を選びました。大変なことも多いですが、それ以上にやりがいと楽しさにあふれている仕事です。私はこの業界に入って本当によかったと思っています。「子どもが好き」「子どもと関わる仕事がしたい」と思っている方には、心からおすすめしたい仕事です!
子どもたちに達成感をや努力の大切さを伝えています
保育発表会や実習など、子どもと直接関われる機会が豊富にありました。実践的な学びが多かったおかげで、現場実習の際にも戸惑うことが少なく、スムーズに仕事を始めることができました。また先生も、元保育士や幼稚園教諭のといった経験豊富な方がたくさんいます。何より、生徒のことを第一に考えてくださり、生徒との距離も良い意味で近いので、どんなことでも相談しやすかったです。私が志望したのがこども達に関われる一般企業でしたので、募集時期が早くかったのですが、先生方が柔軟に対応してくださり、面接練習などしっかり準備することができたおかげで、自信を持って就職活動に臨めました。
幼児活動研究会(株) 勤務/こども総合学科 こどもスポーツ・ダンスコース(旧:こどもスポーツコース)/2020年卒/「2年次の担任の先生には特にお世話になりました」と学生時代を振り返る中村さん。現在は幼児体育インストラクターとして、子どもたちに運動の楽しさや努力の大切さを伝えている。今後の目標を尋ねると「私と一緒に体操している子どもたち全員ができた!もっとやりたい!と思ってもらえて、なんでもできる体操の先生になりたいです」と答えてくれた。
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