CMや動画配信サイトなどで文字や図形、ロゴなどが動く映像、モーショングラフィックスを作成しています。Premiere Proというソフトを使った長尺の動画編集から、After Effectsというソフトを駆使してゼロからアニメーション制作などの短い尺の映像制作まで、3Dツールの基礎(特にモーショングラフィックスにおいて)を扱っています。この分野の醍醐味は、自分の感性で「かっこいい!」と思える作品を作れることです。クリエイティブな面で追求していることは、1/30秒の細部に対する深いこだわりと、基盤となるグラフィックの品質の高さです。もちろん、コンセプトを元にデザインをすることは仕事をする上で大切にしています。学生にはぜひ、文字や図形を配置・動かす面白さを味わってもらいたいと思っています。
鎌倉先生のゲームPVを制作する授業では、1年次にはAfter Effectsの基礎を学び、2年次には実際に自分たちが制作したゲームのPVを制作。モーショングラフィックスの授業では、例題を一緒に作成するとともに、グラフィック・モーションの仕組みやコンセプトの重要性なども指導しています。3Dの授業では、モーショングラフィックスで便利な機能をメインに学びます。「どの授業でも自分で実際に手を動かし、作品を作る時間を多く取り、全員が動画編集の面白さを実感できるよう、一人ひとりに寄り添って指導をしています」。
PCに慣れている人もいれば、スマホは得意だけどPCは初めてという人もいます。だから一人ひとりに合わせて指導をします。自分の未来は自分を信じることから始まります。思い切ってやりたいことをやってみてください。
大学は情報学部卒業。学生時代はゲームに熱中。プロゲーマーやストリーマーに憧れ、目指していた時期も。在学中にPVを作成した経験から動画編集の魅力に取り憑かれる。そこから自力で学び、さまざまな作品を生み出す。現在はフリーランスとして活躍中。2021年より、東京デザインテクノロジーセンター専門学校(TECH.C.)で指導を行っている。