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  • 太田 雪絵さん(薬学部 薬科学科(4年制)/中学校教諭)

私立大学/神奈川

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生徒がいつでも話しかけやすい雰囲気を持ち続けたい

先輩の仕事紹介

生徒から学ぶこともたくさん。常に「新発見」があることが、教師という仕事の魅力です

中学校教諭
薬学部 薬科学科(4年制)/2021年3月卒
太田 雪絵さん

この仕事や研究の魅力・やりがい

この春から中学校教師としてスタートを切り、現在は1・2年生の授業を担当しています。今は、同じ学年を受け持つベテランの先生の授業を参考にしながら、授業の展開のしかたや、生徒の興味を引けるような導入・話題作りなど、自分なりの授業を作り上げているところです。「教師」というと、まず「教える・指導する」立場という印象が先に立つと思いますが、生徒たちから学ぶ機会もたくさん。授業では、予想もしていなかったような考え方や発言が挙がることもありますし、顧問を務めるソフトテニス部では、私がほぼ未経験ということで、生徒が先輩となって教えてくれることも。常に「新発見」があるところが、この仕事の魅力だと思います。

この分野・仕事を選んだきっかけ

実は、もともと私は理科が得意なわけではないんです。そんな私が理科教員の道に進んだのは、文理選択で悩んでいた際に、薬剤師の仕事に興味を持ったことがきっかけ。薬の知識は将来きっと役立つし、当時は美容関係の仕事にも興味があり、漢方薬の知識を学んだら「強み」になるのでは、と思ったんです。横浜薬科大学には6年制と4年制がありましたが、薬の知識をベースに幅広い職業選択が目指せる点に魅力を感じ、4年制の薬科学科に進学。中・高の理科教員資格が取得できるのはもちろん、薬学に限らず幅広い知識をバランスよく学べる点に魅力を感じて教職課程を選択し、学んでいく内に「教師になりたい」という思いを強くするようになりました。

「楽しさ」を見出せるような授業を心がけています

学校で学んだこと・学生時代

市販の薬や入浴剤のこと、薬品が人体に与える影響などといった身近な話には、生徒も強い興味を抱きます。そういった話ができるのは、薬学を学んできたからこそですね。教職課程では、和気藹々とした雰囲気の中、活発な意見交換が自然に行われ、充実した時間と友人を得られました。3年次からは、漢方薬学科長でもある榊原先生の研究室に所属。思った以上に有機化学系の知識が必要で、あまり得意でなかった私は大いに戸惑いましたが、榊原先生も先輩方も優しく気さくな方ばかりで質問しやすく、しっかりと学べました。私が今、教師として「生徒たちと近しい関係づくり」をとても大切にしているのは、榊原先生の人柄によるところも大きいんですよ。

授業では生活に身近な薬学の知識を話すことも!

太田 雪絵さん

横浜市立六角橋中学校 勤務/薬学部 薬科学科(4年制)/2021年3月卒/小学生の頃は理科が苦手だったという太田先生。中学の理科の授業で「起きたことの理由を自分なりに考え、答えを導き出す」楽しさを見出したことで「理科を嫌いにならずにすみました」と振り返る。「だからこそ生徒には、苦手・嫌いと思う前に楽しさや興味を持ってほしいなと思います」。そんな先生の授業において日常生活と繋がる「薬学」の知識は大いに役立っているそう。進路選びについては「必ずしも得意な分野から選ぶ必要はありません」と太田先生。「色々なことに挑戦することが、将来の選択肢を増やしたり、新しい発見に繋がると思います」とアドバイスを送ってくれた。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先輩が学んだのは…

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