地域社会に存在する多様な社会的課題に対し、「越境的共創」を基軸としたアプローチを探究しています。私が着目しているのは、生活者、行政、企業、NPO、教育機関が、地域・組織・専門性・立場の壁を越えて協働することで、新たな解決策や価値観をともに創り出すプロセスです。デザイン思考や対話型のワークショップを行いながら、立場や経験が異なる人々が出会い、違いを対話し、価値を共創するという環境のデザインに取り組んでいます。複雑で正解のない課題に対して、単なる合意形成にとどまることなく、多様な視点の掛け算から「創発」が起こるプロセス自体を教育・研究・実践の対象としています。気候変動から孤立・福祉、まちづくりまで、複雑化した課題を「魅力的な問い」に変換し、誰もが安心して挑戦できる共創社会を目指しています。
社会の課題をデザインの力で解決することを目指しています
丸山准教授が指導しているデザイン学科では、“座学⇒フィールドワーク⇒実装”とステップを繰り返しながら学んでいきます。地域で課題を見つけ、授業でサービスやプロダクトを形にし、企業や自治体と本当に動かす。毎年「社会に出るプロジェクト」を行うイメージです。自治体や企業との社会共創プロジェクトを経験することで、<共感して聞き出す力><情報を分かりやすく整理する力><小さく作って仲間を巻き込む力>の3つを総合的に身につけることが可能。この力を武器に、卒業生たちは“課題を形にする仕事”で活躍しています。
対話を大事にした授業スタイルで、学生の学ぶ意欲を刺激しています
地域や世界の課題を「ワクワクする挑戦」へ変えてみませんか。ここにはその一歩を本気で支える仲間と環境があります。正解のない課題に問いを立て、人と対話しながら形にするプロセスを楽しめる探究心を歓迎します。
専門/地域社会マネジメント学、社会教育
略歴/システムエンジニアとしてさまざまな分野のエンジニアとチームを組み、システム開発に従事。人材育成会社に転職した後、現職。担当科目は、基礎演習、専門基礎演習、情報処理基礎演習、情報処理応用演習、情報リテラシー・初年次教育、文書実務、プレゼンテーション実践、社会問題入門。
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