
現在は、週2回の番組でパーソナリティを担当
ラジオは、話し手と聴き手がお互いの顔を見られないからこそ「いつ、どこで、どんな人が聴いているのだろう」と想像しながら、その瞬間にしか味わえない臨場感を楽しむことができます。この会社では、番組の企画から制作、パーソナリティ、営業など、あらゆる業務に携わっていますが、2024年からは札幌のJリーグチーム・北海道コンサドーレ札幌のホームゲームで、GUCHYさんのアシスタントも担当させてもらっています。中学2年からの夢だったスタジアムDJへの一歩を踏み出すことができました。これも「好き」をずっと言い続けてきたことがご縁に繋がっていったので、やはり自分の思いを貫くことが大事だと思っています。
中学2年生のとき、札幌でプロ野球の試合を見に行きました。そのときに当時スタジアムDJを務めていたタレント・DJのGUCHYさんが、声で空間を演出しているパフォーマンスに魅了されて、「スタジアムDJ」という職業に強く憧れました。それ以来、教室でGUCHYさんのモノマネを続けるなど“好き”の気持ちを持ち続け、「スタジアムDJやMCになりたい」ということを周りに言い続けてきました。大学進学を検討しているときに、札幌大谷大学に社会学部ができ、「地域メディアゼミ」が開設されることを知って、メディアという言葉に自分の“好き”とリンクするものがあるのではないかと思ったのが、大学を選んだ理由です。

ラジオ局を運営するための業務全てに携わっています
大学3年から所属した「地域メディアゼミ」では、コミュニティFM局で自主制作番組を企画し、生放送の経験をしました。思い出深いのは、大学の近くにあって長年愛されてきたショッピングセンターを取材し、お店の方や利用者の声を取り上げて紹介するコーナー。地域では当たり前の存在を自分たちの視点でフォーカスし紹介するというスタイルにより、地域メディアの存在意義を知ることになりました。また、世代や立場の異なる地域の方々と関わる中で、「聞き出す力」と「伝える力」の基礎を培った経験が、今の仕事にも活かされています。中学2年生から思い描いていた夢を初めてカタチできたということが、自信にも繋がったと思います。

北海道コンサドーレ札幌のスタジアムDJとしても活躍

株式会社らむれす(三角山放送局) 勤務/社会学部 地域社会学科/2016年/大学4年のときに、子どもの頃の憧れを叶えるため、「声で表現するメディア」としての親和性を感じたラジオ局を志望。所属していたゼミの担当教授から紹介されたのが、山形さんの地元・札幌市西区を拠点に活動するコミュニティFMの三角山放送局だった。今の業務内容は、営業、取材、番組制作、パーソナリティなど多岐に渡っている。その中で、自ら地域に繰り出し、人々と交流して関係性を築きながら、自ら発信するという繰り返しが仕事の土台になっている。これから50年先まで、地元・西区を拠点として、人と人を繋ぐコミュニティのハブとして活動していきたいと語る。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



