SUBARUの本工場で生産された完成車両を抜き取り、路上走行を再現する装置上で実際に特定の走行パターンを走行し、排出された排気ガス成分が各国の法規で定められた規制値に収まっているかを検査する業務を行っています。自分が検査した車両が世界中を走り、人々の生活を豊かにしていると思うとやりがいを感じます。加えて、お客様へ「安心・安全」を届けるために品質不良や不具合を見つけ、外に流出するのを未然に防ぐことができるのは完成検査の仕事でしかできないことだと思います。
業務作業の中で資格を所持していないと行えない作業があるので、太田自動車で自動車の知識や構造を学び、二級整備士をはじめとするたくさんの資格を取得することができたのはとてもよかったと思います。印象深い授業は、3年生の時に学校の送迎バスをクラス全員で板金塗装修理をしたことです。乗用車と比べて車体が大きく、自分たちだけで直せるのかと不安になった記憶がありますが、たまに街中で見かけると今も修理を終えた時の達成感を思い出します。また、先生方には社会に出てから必要となる礼儀やマナーを厳しく指導していただき、大変感謝しています。
日本国内だけでなく、海外向けの自動車も製造している為、ヨーロッパやアメリカなど世界各国の法規や試験方法を覚える必要があり、とても大変なこともありますが、常に向上心を持ち、太田自動車で学んだ自動車の知識を活かしながら業務に取り組み、知識をもっと深めてレベルアップし、仲間から厚く信頼される人材になりたいと思っています。
(株)SUBARU 群馬製作所勤務/自動車車体整備学科 自動車車体整備士コース/2019年3月卒/栃木県立足利工業高等学校出身の川村さん。学校選びに際し、国家試験の合格率、就職率の高さや、スーパーGT観戦などの様々なイベントがあることから、太田自動車大学校なら充実した学校生活が送れると思い入学を決めたという。「仕事をする中で様々な苦労や困難に直面する場面がありますが、学生時代に学んだチャレンジ精神で少しずつ超えています。何事もチャレンジし、一生懸命取り組んで毎日を大切に過ごしてください!」