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東京都立大学のオープンキャンパス

キース・ヘリングの遺志を受け継ぐ美術館活動

開催日時
  • 2025年
    4月
    22日
    (火)
    18:30~20:00
内容
申込URL:https://www.ou.tmu.ac.jp/course/detail/7698
※本講座はオンライン講座でライブ+見逃し配信で7日間何度でも視聴可。

2021年春期より「日本の魅力ある博物館・美術館シリーズ」講座を実施しています。北海道から沖縄まで、日本全国の魅力ある個性的なミュージアムの学芸員や研究員が講師を担当し、オンラインでコレクションや企画展について解説します。今期は山梨県小淵沢の「中村キース・へリング美術館」です。子どもから大人まで人気のキース・へリングですが、多摩での子どもたちとのアートイベントや広島訪問など日本とのつながりは深く、平和と自由をテーマに活動したへリングの足跡や作品について、詳しく解説していただきます。

中村キース・ヘリング美術館は、2007年に山梨県北杜市小淵沢町で開館した、キース・ヘリング(1958-1990)の作品を専門に扱う世界で唯一の美術館です。
明るく軽快な作風で知られるヘリングの作品は、多くの方にとって一度は目にしたことのあるものでしょう。1980年代初頭にニューヨークの地下鉄で行われたプロジェクト「サブウェイ・ドローイング」により一躍有名となったヘリングは、ニューヨークを拠点に世界各地を飛び回りながら個展や作品制作を行いました。1988年に「エイズ」と診断され、1990年に31歳の若さでこの世を去るまで、ヘリングはアーティストとして国際的に活躍するだけでなく、アクティビストとしても、アートを通じて平和や自由、平等の重要性を訴え続けました。その表現は、没後30年以上経った今でも色あせることなく、社会に大きな影響を与え続けています。

当館は、八ヶ岳南麓の豊かな自然の中で、ヘリングの作品と深く向き合い、対話する場として、館長でありコレクターでもある中村和男によって設立されました。作品や写真、資料など、1000点を超えるコレクションを基に、ヘリングのアートと幅広い活動を紹介する展覧会を館内外で開催しています。
当館の活動は作品展示だけにとどまらず、HIV・エイズの正しい理解の促進、LGBTQ+コミュニティの支援、子どもたちの健やかな成長を目的とした活動を通してヘリングの遺志を継承しながら、環境問題をはじめとする現代社会が抱える課題に対して積極的に向き合う企画を展開しています。

1980年代のアメリカ美術を代表するアーティスト、キース・ヘリング(1958-1990)。ヘリングは多彩な表現手法を用いて作品を制作しました。彼にとって「支持体」(作品を描いたり作ったりするための土台や基盤となる素材)は、紙やキャンバスにとどまらず、服や車、街そのものでもありました。また、作品を展示する「場所」も美術館やギャラリーだけではなく、学校や小児病院、公園など、作品のコンセプトに合う場所を選びました。ヘリングはアーティストや写真家、ダンサーとのコラボレーションはもちろんのこと、子どもたちとも作品を制作しました。日本では、1987年に文化複合施設「パルテノン多摩」の開館記念イベントのため東京都多摩市を訪れ、500人の子どもたちと共に壁画や立体作品を制作しました。こうした活動の根底には、「アートはすべての人のために」というヘリングの哲学がありました。1990年、ヘリングはエイズによる合併症のため、31歳という若さでこの世を去りましたが、彼の哲学は作品を通して時代を超え今もなお社会にインパクトを与え続けています。

世界で唯一のキース・ヘリング専門の美術館である中村キース・ヘリング美術館では、館長でありコレクターでもある中村和男が収集した作品を通して、ヘリングの幅広い活動を紹介しています。本講座では、アーティストの生涯を振り返りつつ、オンラインでの作品鑑賞を交えながら、ヘリングの哲学とそれを継承する美術館の取り組みについてご紹介します。

講師: 中村キース・へリング美術館 学芸員 田中 今子
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参加方法
要予約
事前申込制(Web申込可) ※高校生の参加は無料です。
お問合せ
オープンユニバーシティ企画運営係
TEL:03-3288-1050
※イベント情報は各学校から入稿いただいた内容、または各学校が公表した内容を掲載していますので、詳細は各学校にお問い合わせください。

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