水産大学校 生物生産学科
- 定員数:
- 30人
健全な生態系づくりと、それが育つ環境づくり。生物の生きる力に満ちた、豊かな海を創造する技術を学びます。
学べる学問 |
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目指せる仕事 |
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初年度納入金: | 2024年度納入金 81万7800円 (入学金28万2000円含む) |
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年限: | 4年制 |
水産大学校 生物生産学科の学部の特長
生物生産学科の学ぶ内容
- 水産資源を安定的に確保する技術を、多彩なカリキュラムの中で身につけていきます
- 水産動物を養殖するための基礎から最新の応用技術までを総合的に学習・研究できるように、カリキュラムには実験や実習を豊富に取り入れています。さらに水産現場が抱える課題や水産業をとりまく政策にも目を向け、官公庁や様々な現場で指導的な役割を担える、高い問題解決能力を備えた人材の育成をめざしています。
生物生産学科の授業
- 遺伝マーカーを使った解析法で、生物学史上に残るフグ類の種分けが新たに判明!
- フグは高級食用魚ですが非常に強力な毒を持っており、トラフグ属やサバフグ属などの種によって蓄える組織が異なります。しかし外見上似ているため、誤食事故が後を絶ちません。そこで、核DNAの解析に取り組み、種や雑種の明瞭判別に成功。事故をなくすためにもっと簡便で確実な判別マーカーの開発をめざします!
- 海の恵みを今後も利用し続けられるよう、魚介類を増やす技術を多様な切り口から学びます
- 病気になりにくい魚介類が育つ環境や餌を調べたり、遺伝子を手がかりに健全な養殖の手法を探ったりと様々な水産動物の増養殖技術を研究します。免疫機能を高めて安全性も実現したエビの研究、遺伝情報を傷めないように資源増殖を図る研究などが実際に進行中です。
生物生産学科の研究テーマ
- 水産植物の生育戦略
- 「海のゆりかご」と呼ばれる藻場を構成するアマモなど大型の海藻草類やノリやワカメなどの食用海藻類といった水産植物を研究対象に、フィールドでの生育・分布調査や室内での培養実験・光合成測定・遺伝子解析などを組み合わせて水産植物がどのように生きているのか、どのように増やしていくのかなどを明らかにしています。
生物生産学科の学生
- 水生生物についてもっと詳しく知りたいと思い入学(Kさん)
- 生物生産学科では、座学で専門的な知識を学べるだけでなく、練習船や小野臨湖実習場での実習で、実際に生物や自然環境に触れることで、知識を深めることができます。実習での「ウニの発生観察」は、高校の教科書で見たことが目の前で起き、とても印象的でした。
生物生産学科の卒業後
- 官公庁から、水産資源に関わる一般企業まで、様々な分野で卒業生が活躍中です
- 生態系と環境を幅広く学ぶ本学科では、卒業生の進路も多彩です。水産試験場などで水産資源の長期的な増殖計画を手がける道や、魚の生態に関する知識を活かして加工流通会社に就職する道、環境調査会社で公共事業の事前調査にたずさわるケースもあります。
水産大学校 生物生産学科の目指せる仕事
水産大学校 生物生産学科の就職率・卒業後の進路
・就職率/内定率
100%
(就職者数26名)
・主な就職先/内定先
水産庁(一般職)、福井県、大分県、千葉県、宗像漁業協同組合、山口県漁業協同組合、(一財)大日本水産会、理研ビタミン(株)、(株)ヤヨイサンフーズ、大東魚類(株)、(株)BMLフード・サイエンス、(株)エコー、西日本科学技術研究所、(株)サン・ダイコー、(株)ヤマリア、フィード・ワン(株)、(株)新来島どっく、内海造船(株)、GAMAKATSU・PET・LTD、アニコム損害保険(株)、第一設備工業(株)、ジェイエイ北九州くみあい飼料(株)、(株)リゾーム、アピ(株)、(株)チャームほか
※2023年3月卒業生実績
進学(進学者数6名):本校の水産学研究科(修士課程相当)、他大学の大学院
水産大学校 生物生産学科の問い合わせ先・所在地
〒759-6595 山口県下関市永田本町2-7-1
TEL:083-286-5371(教務課:入試専用)
nyushi@fish-u.ac.jp
所在地 | アクセス | 地図 |
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山口県下関市永田本町2-7-1 |
JR「吉見」駅から徒歩 15分 JR「下関」駅からサンデンバス(北浦線) 約45分 「水産大学校前」または「吉見永田」下車徒歩 5分 |