パーソナルトレーナーとして、一般のお客様を指導しています。年齢もさまざまで、お客様のニーズに合わせてトレーニングを指導したり、食事の指導をすることが中心です。結果を出すのはもちろん、一番大切なのはお客様が心の底で望んでいることを理解し、その願いをかなえることだと思っています。とにかく楽しんでもらえるよう、コミュニケーションを重視しています。最近、26歳の男性が「身体を変えたい」と入会されました。暗い印象で下を向いている人でしたが、少しずつ、探るように接していき、トレーニングの回数を重ねるうちに、だんだん表情や話し方も明るくなってきて。そんな変化をみられることが、この仕事の一番のやりがいですね。
中学校ではサッカー部、高校では趣味でフットサルをやっていました。勉強よりも、体育祭や球技大会の場で活躍するタイプだったので、ずっとスポーツに携わっていきたいと考えるようになりました。リゾスポを見学したとき、講師の先生のセッションを受け、高い知識やスキルが学べると感じました。また、実技や実習が多いところにも魅力を感じ、入学を決めました。最初はスポーツビジネスに興味がありましたが、トレーニングの授業を受けて興味がわきました。授業で得た知識を周りの人に教えたときに喜んでもらったのが嬉しかったので、マンツーマンで指導ができるパーソナルトレーナーが、自分の求めていた仕事なのではないかと思いました。
さまざまな考えを持つ講師の方々と出会い、多くの視点を学ぶことができました。知識、礼儀、コミュニケーション能力、技術、個々の能力、これらはスポーツ業界においてとても大事なことだと今でも思っています。おかげで、職場でも柔軟で効率の良い仕事ができているのだと感じています。授業では、学生一人ひとりがやりたいことに対し、クラス全員からのフィードバックをもらう機会を作ってもらいました。いろいろな人の視点を知ることで自分も成長できました。就職活動では、目先のことばかりにとらわれないよう常に意識していました。頭の中で設計図を立て、必要のないものは後回しにして乗り切りました。
RIZAP株式会社 勤務/スポーツインストラクター科(2025年4月より「スポーツ&アクティビティ科」に名称変更) スポーツインストラクターコース/2018年3月卒/専門学校では勉強だけが目的ではないと安田さん。「いろいろな人の話を聞いて、いろいろな視点を持つことが大切。素晴らしい人にたくさん出会えると思うので、そこを意識するといいと思います」とアドバイスを送ってくれた。今後は経験を積んで、本社のトレーナー育成に関わるのが目標だそう。将来は、「ありきたりではない、変わった視点のジム」を作るのが夢だ。